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2009年5月29日 (金)

分析家の独り言 184 (症状・生きにくさを薬に頼らない)

携帯サイトを見たと、福岡出張前に電話をもらった。

精神科を探しているということだったが、精神分析という治療法を簡単に説明した。

丁度、何日か後に福岡に出張することを伝えた。

出張の前の日にまた電話が入り、時間が合えば福岡で分析を受けたいという依頼だった。

時間・場所・料金を告げ、了解され、福岡で実際にお会いした。

ある症状と共に、人間関係等生きにくさを感じ、これを何とかしたいということだった。

同じような症状の知人がいて、精神科の薬を飲んでいるが、薬には頼りたくないと言われた。

私も多くの心の病が薬で治るとは思わない。

生きにくさや、神経症やうつなど、様々な心の病・悩みは、心の構造を明らかにして、無意識にせまり、根本的にみていくこと。

このクライアントは、自己分析し、おそらくこのあたりに原因があるのだろうと考え、手順よく養育史を語ってくれた。

これだけの養育史があれば、この症状や生き辛さは当然と思い、よくこの程度でいられ、現在社会適応していると感心した。

人に自分の過去を話したこともあるが、一般の人には受けいれらなかったと言う。

それは無理もない。

過ぎ去った昔のことを話したところで、「それがどうしたの」と言われるのがおちであろう。

その過去の話に耳を傾け、そのことに意味を見出し、それを語ることが大事などと言うのは、分析家以外にはない。

まだ日本の社会では、精神分析というものの認知度が低く、このクライアントのように悩みや、心の病を抱えながら、それをどこで、どうすれば治せるのかを知らないわかない人が多い。

クライアントの話を聞き、クライアントが生きやすくなるために、分析家(インテグレーター)はこれから社会的に要請されると考える。

今回のクライアントも、このままではいたくない、何とか症状も生き辛さも無くしたいと言い、分析に取り組むと言った。

生き辛さを解消し、クライアントの笑顔と幸せをともに味わいたい。


http://lacan-msl.com/contents.htmlラカン精神科学研究所のホームページ

http://lacan-msl.com/fukuoka/ラカン精神科学研究所 福岡支所のページ

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