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2009年7月27日 (月)

分析家の独り言(2009 第10回那須サミットより)

7月25日(土)から東京に入り、いつもは電話セラピーをしている東京周辺のクライアントと一年ぶりに、直接面談による分析をした。

翌日26日(日)那須に向かい、分析サミットに参加してきた。

逆転移について症例レポートとして、私宣照真理と金谷氏が発表し、惟能氏が「転移と逆転移」について講義した。

MRI(mentor`s of rookie integrator:新人インテグレーターの支援者)の設置について惟能氏から提案があり、その後クループセッションとなり、3グループに分かれ、各グループで話し合いが持たれた。

私は第2グループの進行役となった。

サミット参加者は、惟能氏の分析とインテグレーター養成講座を受けた人たちで、実際にインテグレーター(分析家)として活動している人、これからやろうとしている人などである。

インテグレーターとして活動している者の中にも、経験を積み重ねた人や、やり始めた人など様々。

養成講座で理論を学んだが、そのあとインテグレーターになる、ならないは自由。

受講した人が全てインテグレーターになるとは限らない。

自分に必要ということで、理論を学ぶという人もいる。

中には、2度目のインテグレーター養成講座を今受けているという人もいた。

私も時間と経済的に許されるなら、もう一度養成講座を受けてみたい。

その彼いわく、1回目とまた全然違う形で聴けるという。

その感覚はわかる。

例えば同じ分析理論の本でも、1年前に読むのと、今読み返すのでは理解度が違う。

また新しい発見やより深い理解が得られ、日々勉強はかかせない。

また、私は13年前、京都から新幹線で東京まで行き、更に高崎線で1時間かけてインテグレーター養成講座に通った。

時間と共に、講座料とそれ以上に新幹線代が高く付いた。

そのため私はもとを取らなければ、これだけのお金をかけたのだからと、一言一句もらすまいと思った。

惟能氏の了解のもと、講座をテープにとり、さらに家でその録音テープを文章におこした。

膨大な量である。

ことあるごとにこのノートを開き、理論を読み返す。

時間を割き、自腹(お金)を払うことの意味がここにある。

分析においても受ける側の心次第で、千円払う人は千円の価値が、例えば百万円払う人には百万円の価値がある。

分析する側は同じように分析しても、受ける者の真剣さが違う。

お金払うからこそ真剣に取り組み、それだけのものをクライアントは得て帰る。

分析は時間と料金と場所を決め、その枠内で行われる。

1時間1万円が高いか安いかは、クラインとが決めること。

その価値を見出した人たちがクライアントとしてインテグレーターのもとに分析を受けに通って来る。

時として私はクライアントとして自分を分析され(教育分析、個人分析)、インテグレターとしてクライアントを分析する。

インテグレーターとして、クライアントより自分のコンプレックスを意識化していなければ、クライアントの無意識はわからない。

自分をより深く知り理論を極めていく、これが私のクライアントに対する誠意である。

http://lacan-msl.com/contents.htmlラカン精神科学研究所のホームページ

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