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2009年7月11日 (土)

分析家の独り言(子どもにオールOKすることは親が育つこと)

娘に「日傘が欲しいので買いにいく、一緒に来て」と言われ、仕事帰りに京都で待ち合わせて付き合った。

四条を回り、最後に立ち寄った京都伊勢丹で、やっと娘が気に入った日傘があった。

しかし困った。

折りたたみ式のは黒、そうでないほ方は紺色。

娘が使いやすいのは折りたたみ式ではない方だが、色は黒がいいと言う。

もう売れてしまって、これ以外にはない言われた。

そこで娘は悩み出した。

黒と紺の日傘を私に差させて見る。

今度は娘が自分で差して鏡に映して見る。

これを延々と繰り返す。

店員さんが入れ替わり立ち代り、「いかがですか」と聞きに来る。

そのうちに店員さんも来なくなった。

小一時間ほど迷っただろうか。

正直言えば、「どっちでもいいんじゃない」と思うが、それは絶対に口にはできない。

娘は真剣だから。

とにかく娘は迷いに迷い、それに付き合った結果、娘が使いやすいと思う折りたたみ式でない紺色の日傘を買い求めた。

帰ったらご飯の準備をしなければならないし、できれば早く切り上げたかったが、娘に付き合ってよかった。

家に帰って「付き合ってくれてありがとう。納得がいった」と娘が言った。

もし私がひと言でも要らないことを言って、娘が充分迷えず妥協することになっていたら、家に帰ってきてもまだ「あっちがよかったんじゃないか」と言っていただろうと思う。

クライアントの中にも、子どもと買い物にいくとどれを選ぶか決められず迷う、それに付き合うのがしんどい、嫌だという人がいる。

ああ、そのクライアントの気持ちわかる。

そこには、親である自分自身が、その親にこれほど付き合ってもらったことがない。

子どもである自分が親に付き合わされたことは山のようにあっても。

子どものためにお金を使い、子どものために自分の時間を使い、子どもが喜ぶ顔を我が喜びとし、幸せを感じられたとき、親もまた成長している。

そこに過去子ども時代に叶えられなかった欲望と、今目の前で満足した子ども=自分の二つを冷静にみている私がいる。

オールOKして子どもを育てることは、親が自分を育てることになる。

http://lacan-msl.com/contents.htmlラカン精神科学研究所のホームページ

http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法のページ

http://indoor.lacan-msl.com/不登校・ひきこもりに悩む方々へのページ

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