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2009年7月31日 (金)

分析家の独り言(分析の回数と気付き、変容)

通常分析の回数は、理想的には1週間に1度のペースである。

ただし、クライアントの経済的・時間的なことを考慮し、無理なく分析を継続できる回数をクライアントに決めてもらっている。

中には、1週間に2度分析を受けるクライアントもいる。

クライアントの側の経済的な問題がなければ有効なことである。

分析である限り、最低月1回の分析は維持してもらう。

2週間に1度のクラインともいるし、10日に1度のクライアントもいる。

完全予約制なので、次回の分析の予約をして帰ってもらう。

しかし困ったときだけ電話を入れて、「いついつ空いてますか」と予約をとるクライアントもいる。

これは本来の分析とはいわず、相談・コンサルティングになる。

それでクラインとがいいと言うなら、それはそれでかまわない。

ただし、継続して分析することを契約する本来の分析とは一線を画する。

分析による気付き、変容というものが希薄になる。

月1回の分析が維持できず、「今月はお休みします」というクライアントもいる。

また次の分析までの間が1ヶ月以上空くクライアントもいる。

これは抵抗である場合が多い。

それくらい自分と向き合い、自分を知ることはしんどく、辛いことでもある。

ただ、それを乗り越えた向こうには、自己の変容と成長が待っている。

クライアントは分析と分析の間に、自分なりにいろいろなことを振り返り、考える。

この時間や思考がまた大事である。

分析で話していると、「ふと、昔のことを思い出してこういうことがありました」と話しだすこともある。

そのことが案外重要で、分析場面でそのことに付いて話し合ううち、また新たな気付きが生まれるなどする。

それをくり返しながら、クライアントは自分ついての知を得ていく。

そして、バラバラな点であったものが、だんだん線でつながれていき、最終的には一つの絵となる。

ここに至る過程でも人は変容していくが、ここに至ると更にこの先もっと変容していく。

ただこの変容の仕方は、ある日を境にガラッと変わったというより、気が付けば前は出来なかったことが、抵抗無く出来るようになったいたというようなものである。

これがクライアントの「生きるのが楽になった」という表現になるのだろう。

それまで苦しんでいた神経症などが消えている。

不安や緊張が薄らいでいくき、最終的には安心と安全を得ている。

周りが変わったのではない、自分が変わったのである、成長したのである。

http://lacan-msl.com/contents.htmlラカン精神科学研究所のホームページ

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