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2009年7月16日 (木)

分析家の独り言(人として成長し続ける)

クライアントは子どもの問題からオールOKをして、自分と向き合っていく。

そして自分の変化に気付く。

駅や電車の中でアベックを見る。

この暑いのに人前でそんなにくっついて、何を考えてる。

以前は怒鳴りつけてやっりたい気分になったという。

ところが分析により、自分を見つめるうち、自分は人に甘えるということが無かった。

悲しいかな、人に甘えるということがわからない。

きっと人前でくっついているアベックは、自分にはわからない甘えるということが出来た人たちなんだろうと思う。

そう、親に甘えたいのが子どもである。

子どもは親に甘えと依存を充分満たされて、自立していく。

ところが、親に子どもの甘えを受け入れ、子どもを甘えさせることが出来なければ、子どもは自分の甘えたい気持ちをあきらめ、無意識下に押し込めるしかない。

そして自分には甘えたいなどという気持ちはないと思って生きていく。

しかし、自分があきらめ抑圧した欲望を他者(甘え合うアベック)に見たとき、心は冷静ではいられない。

甘え合うアベックに出会うと、自分もそうして母に甘えたかった理想的自分と、そうは出来なった悲しい自分の二つが同時に浮かび上がる。

そこに羨望と攻撃性がある。

自分に甘えるということが体験できず、それが欠けたものだという自覚ができると、ものの見方が変わる。

以前のように攻撃性だけが露になり、怒鳴りつけてやりたくなるのではなく、それが自分にはなかった、だからこそ今からでもそれを得ようと動き出す。

それを「自分にないものを自分の要素として加えようと思った」と表現した。

そして、一番理解すべきはパートナーである夫かもしれないに至った。

この相手を理解し成長させることが出来れば、自分が人間になれるかもしれない。

この相手を幸せにするとこが出来たなら、かなりの人と関わりを持てるだろうと。

相手がどうであれ、自分が変化し続けることクライアントは言う。

その通りである。

相手のせいにするのではなく、自分を変化させ成長させる。

そして、自分に足りないものを知って、それを体験し得ていくこと。

これを死が訪れるその瞬間まで追い続け、獲得していくと私は決めた。

どこまで行けるか、私に残された時間はそう多くはない。

10年後、20年後、30年後の自分が楽しみである。

クライアントとともに互いの成長を喜べることは幸せである。

http://lacan-msl.com/contents.htmlラカン精神科学研究所のホームページ

http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法のページ

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