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2009年7月25日 (土)

分析家の独り言(7月京都分析理論講座より)

7月京都分析理論講座を昨日開いた。

自身が分析を受け、理論も学びたいといわれるクライアント達が参加した。

乳児の三つの発達段階の
(1)対象のない段階(微笑)
(2)前駆的対象の段階(無差別微笑)   まで解説した。

次回は
(3)対象関係の段階(8ヶ月不安)   からとなる。

理論を話しながら、実際に子どもさんたちにオールOKをしてもらっているクライアント達なので、症例を紹介したり、実際オールOKをしていく中での苦労、最近の子どもの様子などを話し合いながら進めた。

理論を話しながらも、参加されるクライアントの状況に合わせて話す内容を考えている。

また、クライアントから質問が来ることもあり、私の体験を話すこともある。

オールOKすることはたやすいことではない。

私も子どもにオールOKしたが葛藤の毎日だった。

頭ではわかっていても出来なくて、「ダメ」と言ってしまい、あとでしまったと思うその自分にまた落ち込むということが続いた。

それでも、オールOKしなかったら、自分と同じ子をつくるだけ。

同じ想いを子どもにさせることは絶対に避けたい、その一心だった。

先祖代々続いた悪しき心の伝統を書き換えるのが、なぜ私なのかと思った。

私の前の代の親が気付いてしてくれたら、私は子どもの立場でオールOKしてもらい楽だったのに。

または、子どもが気付いて子どもの代で書き直してくれたら、私は私の親のように自分が正しいと思い込み、子どもを思い通り動かしそれで生きていけた。

それが何の因果か、私が一番しんどい役をすることになった、間違いに気付いてしまったがゆえに。

どこかで改革しなければこのままでは行けない、それが私に与えられた使命なら甘んじて受けるしかないと覚悟を決めるしかなった。

それでもここまでくれば、やってよかったと思える。

逆に取り込まなかったなら、今の自分は居ないし、命もなかっただろう。

自殺か、事故死か、病死か・・・いずれにしても自己破壊のスイッチが入っていただろう。

子どもにお金や物としての財産を残すより、健康な心を残したいと思った。

お金や物は一瞬で無くしてしまう。

しかし、健康な精神=自己肯定感、価値、自信、信頼、絆、安心と安全、好きなことを見つけ突き進むこと、自立・・・等等 は失いようが無い。

それはお金では買えない親が残せる財産であると思った。

私はどんなにきつくても、途中で分析をやめようと思ったことはなかった。

なりたい自分、自我理想を描き続けられたからだ。

気がつけば分析に入って、まる15年が過ぎた。

http://lacan-msl.com/contents.htmlラカン精神科学研究所のホームページ

http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法のページ

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