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2009年8月26日 (水)

金谷氏今月のメッセージ (平成21年8月) 

(以下は分析家仲間の真理攫取(金谷)氏のHPにある今月のメッセージを私のブログで紹介しているものです。)

              テーマ『父=男とは?』

 何度となく父親とは?男とは?と・・・書いたことがあるが、最近頓に情け無い男が増えて
いる。以前にも述べたが、私自身も2歳のとき父が病死し、何も記憶の無い時に分かれている。その為に父親像・男性像がまったくと言っていいほど無かった。
幼少期から父がいないから母を守らなければならないと、周りの人達が会うたびに毎に絶対と言っても過言ではないくらい言われてきた。

しかし、守るとはどういう事か・男が何か分からない。

 ただ幼心にプレッシャーだけが圧し掛かる。親の思いや自分の考えとは別に、男性性が身について行かなかった。疑問に思っても教えてくれる人がいない。やろうと思ってもやり方が分からない。

 出来ない事が悔しくて、ただ自尊心を傷つけない為に「出来る」と言って上手く逃げたり、
うそをついてでも自分を守ってきた。

悪いのは人でよい事は自分。だんだん遊ぶ友がいなくなり、誰も相手にしてくれなくなった。
悩みながら成長していた頃、小学六年生の時だったが、男性の担任教師に出会った。

先生は、野球が好きでジャイアンツファン、そして男子生徒には男とは何か?と常に語っていた。まさに「男性とは」を求めていた私には先生の語る内容に興味津々であった。

その先生の信条は「陰でこそこそするな! うそをつくな! 悪いと分かれば正直に認め、 謝罪しろ! 説明はしても言い訳はするな! 喧嘩は道具を持つな! 喧嘩する時は必ず
1対1でしろ・集団でするな! 弱いものいじめは絶対にするな!」

そして先生の尊敬する人物は、故・連合艦隊司令長官の山本五十六という冷静沈着で思慮深く、決断力・判断力に優れ、部下に対しても厳しくもあり又優しさにも溢れた人だった。

先生は、「男の中の男」と何時も長官を絶賛していた。
その影響もあり、自分で山本長官の事を書いている本を全て読み、上映された映画も全部見て自分の目標とする男性像に作り上げた。しかし、これで男を知り男性像を作る事は思うほど簡単ではなかった。

自分を守る為や自尊心を保つ為に、責任転嫁したり平気でうそをついたり都合が悪くなると逃げ出してしまう。

全然自分の目標と違う状態だと言うことに気が付き、どうすれば・・・・・・・と思ってる時に

精神分析を知った。大沢先生との奇跡的出会いである。

自分が男として求めてたものが・漠然としてたものがこの出会いで一気に解消出来た。

大沢氏は頭脳明晰・語る言葉は的確に要領よく短く分かりやすい。

これだけだと冷たく味気ないが、その上に人間の心を良く知り思いやりのある暖かさも感じる。これだと思った。

男とは論理的思考性に置いて物事の真理を的確に捕らえ、正しく分析し自分の言葉で相手とコミュニケーションを取る。毅然とした態度で、明確な言葉で説得する。

私は疑問に思っていた事を全部ぶつけたが、それを見事にすべて臆す事無く答えられる揺ぎ無いその姿に「男」を見た。

 幼少期から悩み続けた「男」とは?自分なりには腕力があり喧嘩が強い・威嚇したり・強いと言う態度を示す事が男だとそう思い込んでいた。

いや、一般的にはこう考えている男性が多いだろう。

相手を強引にねじ伏せる、歯向かう者はすべて屈服させる。それが出来なければ我関せずとばかり無関心を決め込むか、他責的になり、逃げ回るかしか出来ない父親が増えている。

 当研究所に訪れるクライアントは女性が圧倒的に多い。子どもの心配、自分の将来等真剣に悩んでいるのに比べ、一方男性は訳の分からない何の根拠も無いポリシーなるもの一つで生きていて悩み苦しみは酒や仕事に逃げる。

逃げ切れないと思うと病気に逃げ込む。お母さん〔妻〕が真剣に悩んだうえ、探り当てた精神分析なのに、父親〔主人〕はまったく理解を示さず恐くなり「騙されている」と止めさせようと邪魔をする。

そんな中にも、勇気と知性を持った大人のご主人が、堂々と説明を求めに来られ、理解が
出来て、自分自身も分析を受ける必要性に気付き始められたご主人もおられる。

間違った男気を発揮し「そんな所に行くもんか、分析を受ける必要もない、聞く意味もない」と頑固に意地を張って取り付く島もない。

お母さん〔妻〕はどんどん勉強して男とは・父親とはが分かってくれば来るほど主人に嫌気がさしてくる。主人は見捨てられるのではないか、と不安を感じ余計に邪魔をしてくる。

最後には自分の無能さを棚に上げ、妻が変ってしまい夫婦の中が悪くなったのは、分析の所為だと矛先を向けてくる。

 真の男性は、間違った事には勇気を持って立ち向かう。自分の力が及ばないと分かれば、潔くそれを認め、相手のすばらしさを称え速やかに素直に相手に従う。そして学び取る。
自分が最高だと思ってしまえばそれ以上発展することはない。

 先日のゴルフ・サン・クロレラクラシックで、今期2勝目を挙げた石川遼君、彼の快挙もさることながら、大接戦を繰り広げた2位のブレンダン・ジョーンズは自分より年下で後輩の遼くんに真剣に、手を抜く事無く力いっぱい戦い抜き、自分が負けたと分かれば遼君を称える紳士的な態度に男らしいさを感じた。

 今は僅かなお金を奪うために簡単に人を殺す、家庭内暴力で本来守らなければならない
妻や子ども達に暴力を振るうとは、情け無いと嘆いてばかりいられない。

現実にこういう男を育てた両親がいる。真実の男性を学ぶ為には、真の男性性を持った父親がいなければならない。その真の男性性を持った配偶者を選ぶには、真の女性でなければならない。

その為には、産み育てていかなければならない母親が学習するのがベストである。
配偶者の選択のし方と真の男性を育てていく子育てを学習しなければならない。

                   所長  真理攫取

http://www.k5.dion.ne.jp/~kanaya/金谷精神療法研究所

http://lacan-msl.com/contents.htmlラカン精神科学研究所 のホームページもご覧ください

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