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2009年8月 3日 (月)

分析家の独り言(見捨てられ不安)

無力なゆえに、甘えと依存を充分経験するはずの子ども時代に、我々は親の言うことを聞かなければ親に見捨てられてしまう、見捨てられる不安に脅かされる。

その脅しを親は子どもに使い、子どもを支配する。

自分で自分の身の回りのことさえまだおぼつかず、親の世話が必要である子ども時代。

街でも見かけるが、子どもがぐずると平気で「勝手にしなさい」と子どもを置いてさっさと歩いて行ってしまう親がいる。

子どもは、置き去りにされたら生きてはいけないため泣きながら親の後を追う。

また親や家庭の事情で、保育園や祖父母・親戚に預けられるなどする。

その年齢が低いほど、心の負担も大きい。

見捨てられるかもしれない不安、恐怖、さみしさ、怒り様々な感情に押しつぶされそうになることもあるだろう。

人間の存在としては同等のはずが、養育する側とされる側に上下関係が生じる。

そんなに子どもに言うことをきかせたいのか。

子どもの上に立ちたいのか。

私も以前は子どもの上に立ちたかった。

子どもを自分の思う通りに動かしたかった。

そうならないと怒っていた。

なぜなら、自分もそうして育ったから、そうするものと思っていた、それ以外の方法を知らなかった。

ましてオールOなど・・・

親に反論すること、逆らうこと、言いたいことを言うことができない。

自分の感覚、考えを自分のものとして持つことさえも許されないことがある。

そんな中で子どもはどうやって自分を保つことができるだろう。

親である我々自身も傷付いているはずなのに、また同じように子どもを傷つけていく。

この連鎖に気付いて修正しなければ、不幸は連鎖し続け、最後に自己または他者を破壊するだろう。

そうして、悲惨な事件はこれからも多発する。

これをくい止めるのは、一人一人が自分を知り、無意識に気付いていくことである。

http://lacan-msl.com/contents.htmlラカン精神科学研究所のホームページ

http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法のページ

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