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2009年9月13日 (日)

『月刊精神分析』 2009年8月号発刊のお知らせ - 特集 酒井法子覚せい剤所事件と分析理論 -

今回は、今世間で話題の酒井法子さんの覚せい剤に関せする一連の事件についての概要と、精神分析の立場から解説しています。

酒井法子さんがタレントであったためにマスコミで報道され、彼女のプライバシーも詳しく出されることになりました。

このマスコミからの情報をもとに、彼女の生い立ち・養育史をから、彼女の心の構造(特に依存)をみています。

ただ、酒井法子さんに限らず、今の日本に覚せい剤は我々が想像する以上に蔓延している可能性があります。

これもマスコミからの情報ですが、覚せい剤を売っていたイラン人が「これほど薬(覚せい剤)が売れる日本はおかしい」と言っていると聞きました。

それくらい現代の日本人は覚せい剤に依存しなければならない未熟で脆弱な心の構造しか形成できていないということです。

覚せい剤を使っていくと、幻聴など統合失調症(以前の精神分裂病)と似た症状を呈するといいます。

人間辞めますか?覚醒剤やめますか?(日本民間放送連盟の麻薬撲滅CM)のキャッチフレーズを思い出します方も多いでしょう。

それほど危険で、当然法律でも禁止されている薬物を違法と知りながら使わなければならない人達が増えているのです。

そのことを今一度考え、人間とはいかに生きるべきかを問い直させてくれる事件でもあります。

もし私が酒井法子さんと同じような境遇で育ったとしたら、私も覚せい剤に手を出していたかもしれません。

精神分析で問題とする養育史、赤ちゃんの頃からの育てられ方を重視するのは、この時期から人間の心の構造が良くも悪くも形成されるからです。

原因があっての結果であり、それを紐解き、正常な心の状態に戻していかなければ、依存の構造から抜け出すことは難しい、いや出来ないと思います。

今後、酒井法子さんの更生へ道は平坦なものではなく苦悩と困難な道でしょうが、自分を大切にし残りの人生を有意義なものに書き換えていって欲しいと願います。

月刊精神分析2009年8月号http://tokyo-mtl.com/sakai-noriko/ (こちらをご覧ください)

<目次>

1、はじめに
2、語り手プロフィール
3、酒井法子覚せい剤所持事件の概要
4、精神分析的視点
5、自己統制-時間編―
6、自己統制-お金編―
7、自己統制-健康編―
8、酒井法子というペルソナ(仮面)
9、酒井法子容疑者の経歴
10、名前の不思議 酒井家の場合
11、タレント酒井法子の死
12、精神分析的解釈とまとめ
13、精神分析家ネットワークの紹介

http://lacan-msl.com/contents.html ラカン精神科学研究所のホームページ

http://tokyo-mtl.com/analysis/   月刊精神分析2008年11月号 私と精神分析

http://lacan-msl.com/book/   月刊精神分析2009年01月号 運命は名前で決まる

http://tokyo-mtl.com/analysis2/   月刊精神分析2009年02月号 私と精神分析 2

http://lacan-msl.com/zuihitu/   月刊精神分析2009年03月号 随筆 精神分析

http://lacan-msl.com/bunseki/   月刊精神分析2009年4月号 なぜ分析で病が治るのか

http://lacan-msl.com/heart/   月刊精神分析2009年5月号 精神分析家をえらびますか?

http://lacan-msl.com/female/   月刊精神分析2009年6月号 女性と仕事・結婚・出産

http://lacan-msl.com/hikou2/  月刊精神分析2009年7月号 非行と家庭内暴力

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