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2009年9月 2日 (水)

分析家の独り言(分析によって自分を知る)

あるクライアントが言った。

世間に流されて生きてはいけない。

せめて自分と自分の家族は強固なものにしておかなければいけない。

嫌なことをよけてよけて生きて来ては、自分さえも受け取れない。

最初は子どもの問題で、分析を知りオールOKをした。

子どもの問題が解決した頃から、夫婦の問題が見えてきた。

子どもに問題があったときは、この子が悪い、おかしい、だから私はこんなに大変で苦しいと思った。

今度夫婦の問題が起きたとき、夫がこんな人だから私は不幸なんだと思った。

ところが結局、全てのことは自分に起因していた。

自分は正しいで、相手を人を責めているううちは自分と向き合えない。

嫌だけど自分を見つめ出し、自分を知っていくと人のせいにしなくなった。

ひたすら自分を振り返り、知っていくと自分の変化に驚くことがいっぱいあった。

そして気がつけば、穏やかな日々と心の安定、家族とのたわいない会話に喜びと幸せを感じられるようになった。

今まで生きて来たなかで、これほど幸せを感じられたことはなかったという。

そして、お金は自分を活かすために使わなければいけない。

病身や施設に入るようになってから使うお金より、自分を磨き成長するためにお金を使うこと。

期待するのは自分にする、それがベスト。

人や家族に期待するのは、自分に自信がなく不安が高いから。

これからも変わり続けていくと言う。

自分を知っていくと、ものの見方考え方が違ってきて、「なぜ自分は今この事に腹が立つのだろう、ひっかかるのだろう」と、冷静に自分を見つめられる。

そして自分の過去を辿り、今の状況と同じようなこと、その原因となりそうなことを探す。

すると、自分で気付くことがある。

また、自分でも気付かない変化がおきていて、今までとは違う反応・考え方をしている自分に気付いて驚くことがある。

最初に出会ったころは、生きるか死ぬかという大変なクライアントだっただけに、よくここまで変容し成長したと思う。

諦めずに取り組めば必ず道は開けると、あらためて教えられた。

http://lacan-msl.com/contents.htmlラカン精神科学研究所のホームページ

http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法のページ

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