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2010年1月18日 (月)

分析家の独り言(子どもの好み・感覚を尊重する)

たまたま見たテレビで、ある女優さんが話していた。

「デパートの店員になりたかった」と言う。

彼女には9歳上に姉がいて、服など身の回りの物のほとんどが姉のお下がりだった。

9歳も上だと、例えば服の流行も子どもとはいえ古くなる。

小学校入学時のランドセルも姉のお下がりで、レンガ色に変色しぺっちゃんこだった。

だから彼女は、新しい物に触れたかった。

最新の流行のものが何でもそろうデパートの店員になれば、常に新しい物にかこまれていられると考えた。

「欠けたものが欲望になる」と言うが、まさにその通りなるほどと納得。

彼女は新しい、自分の好みの服や物を持ちたかっただろう。

また、親の好みを子どもに押し付けて、何でも買って着せてしまったのでは、子どもは着せ替え人形になる。

子ども自身の好きな色、形、デザイン、それらを尊重されるこも子どもにとっては大事なこと。

だから親が勝手に決めないで、子どもに聞いてほしい。

子どもも自我が出来てくると、親が買ってきた服を着なくなる。

それまでは親の好みで選んで着せられたが、良かれと思って買って来た服を着なくなり、それでは仕方ないと子どもに聞くようになる。

思春期を迎える子ども達には、服は対社会的仮面(ペルソナ)ともなり、他者にどう見られたいか、見せたいかなど、アイデンティティの問題も絡んでくる。

やたら鏡に自分を映して、服装などに気を使うのもこの時期である。

なかには、「誰もあんたなんか見てないよ(だから、何を着ても同じ)」と言う親がいる。

我が子の価値を親が引き下げることはないだろう。

自分が思い描く理想的自己像をつくり、外に出ていく。

娘達は出かけるときに、服が決まらず、「これとこれとどっちがいいと思う?」とか、「これでいいかな?」と聞いて来た時期があった。

こちらとしてはどちらでもいいと思うが、真剣に考えて答えないと怒る。

聞いてくる娘も自分の中では決まっているが、もう一押しして欲しいのだろう、どちらがいいか聞いておいて自分が思うのと違う方を言うと、「お母さんはセンスがない」とか、「いや、違う、こっちだ」とか言う。

「それなら聞かないでよ」と思うが、それにも付き合うことである。

http://lacan-msl.com/contents.htmlラカン精神科学研究所のホームページ

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