« 滋賀インテグレーター養成講座開講日程のお知らせ(平成22年6月1回目) | トップページ | 分析家の独り言 359 (トイレット・トレーニングと子どもの心) »

2010年5月29日 (土)

金谷氏今月のメッセージ (平成22年5月)

以下は分析家仲間の真理攫取(金谷)氏のHPにある今月のメッセージを私のブログで紹介しているものです。

テーマ  親の心と子供の心 

 人間は、母親に全面依存しなければ生きていけない所からスタートする。それが長期間に渡って関係を持つ事により、分離する事に苦しむ。

20歳になれば、成人として一人立ちして行く事になる。

これはあくまでも儀式化によるもので、本質的には成人は自己管理能力を持たなければならない。

自分で考え、自分で決めて、自分で実行し、最後までやり遂げ、自分でやった事には自ら責任を取る。

そして厳しい社会の中で、他人と共に生きていかなければならない。

その中で生きて行ける様に、幼少期から育てて行かなければならない、等と考えても思ってもいない。

 親は、自分の子供をどの子供よりも優秀な子供に育てたいと思う。

そこには自分は駄目だったが子供は、自他共に認める優秀な人に育てたと、立派な母親として称賛されたい願望を強く持っている。

子供がどんな能力を持っているのか、どんな道に進みたいか、それは二の次で自分の思いと違っていたら、真っ向から反対し邪魔をする。

 社会は、人を学歴や職業・育った環境等で判断する。

その人の能力や考え方を見ようとはしない。

だから親は子供の能力等無視し、良い学校・よい会社に進む事だけを考え、そこに行かせる事だけに必死になる。

子供が苦しんでいようが聞く耳を持たない。破綻して初めて気がつくが取り返しがつかなくなり、最悪の事態を招き結果は命を落とす羽目になる。

 母親のまなざし・授乳行為・スキンシップ(抱っこ)等が、大人になる為の基本的に必要なものだとは思っていない。

何も言わない・何も出来ない赤ちゃんが、その時から心を育てていく為のものを学び始めている事など思いもかけず、ただ手のかかる泣くだけのうるさい存在にしか思っていない。

 当研究所では、母親学校を開校しているが問い合わせをしてくる母親はほとんどいない。

育児子育てに悩んでいても、時間とお金をかけて学ぼうと思う親はいない。

子供の事で問題を抱え問い合わせをしてきても

「子供が行かないと言う。どうしたらいいのか?」と聞いてくる
「とりあえずお母さんが来てください」と言うと
「私がですか?駄目なのは子供なんですよ。
何故私が行かなければならないのですか?」
「子供さんを育てたのはだれですか?」
「私です」
「ならばお母さんに来ていただいて、育てなおしをしていただきたいのです」と答えると
「それじゃあ結構です」と電話を切ってしまう。

訳もわからず子育てをして上手く育たないと、子供が悪いという。

修正が出来ると言っても、自分がやらなければならないと言う事だとやらない。産んで育てたものを駄目になったら人に直してもらおうと丸投げする、とんでもない親が増えている。

 石川遼君のお父さんの様に能力を引き出させる環境を作り、やりたい事をすべてやらせてその中から選ばせる。後はただただ支援するだけで決して親が子供より前に出る事はない。そして必要とあらば、借金をしてでも子供の為にお金を出すそんな親がいる。

私は疑問に思う、そしてお母さんに聞きたい。

子供を立派に育てられるお母さんになってますか?

ご自分の心はしっかり育ててもらいましたか?

子供の心が分りますか?子供の能力が見えますか?

人間の心は大人になる為にどんなふうに育っていくか知ってますか?

自分が無知だと認められますか?

子供の心は純真無垢であり、親が支援する事により立派に育っていく、親が思っているより遥かに素晴らしいものになる事を知っていますか?

「親が無くても子は育つ」は肉体的成長を言ったもので、心は親が余計な事をせずに、必要な支援をしないと育たないのである。

 テレビで「トキ」が卵を置いて巣を離れた所へ、カラスが来てそれを盗んでいく所を映していた。

それを見ていた人が、カラスは何と悪い奴だと非難している。

見ればそう見える。しかし環視している人はこう言った。「カラスは悪く見えるが、卵を守らないトキの親が悪いのだ」と。

 私は以前に鴻巣と言うところで心理学を学んだが、鴻巣と言う土地の名にこう言い伝えがある。コウノトリの巣に大蛇が卵を盗みにきたが、それをコウノトリの親が命をかけて大蛇と戦い、みごと卵を守った所から「鴻巣」という名がついたと。

私はこの縁ある土地で、子供を守る理論を学べた事が誇りで、又この理論で子供を守る為にこれからも伝えて続けて行きたいと思う。


                      真理攫取


http://www.k5.dion.ne.jp/~kanaya/index.htm金谷精神療法研究所

http://lacan-msl.com/contents.html ラカン精神科学研究所 のホームページもご覧ください

« 滋賀インテグレーター養成講座開講日程のお知らせ(平成22年6月1回目) | トップページ | 分析家の独り言 359 (トイレット・トレーニングと子どもの心) »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 金谷氏今月のメッセージ (平成22年5月):

« 滋賀インテグレーター養成講座開講日程のお知らせ(平成22年6月1回目) | トップページ | 分析家の独り言 359 (トイレット・トレーニングと子どもの心) »

2019年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

最近のトラックバック

無料ブログはココログ