« 分析家の独り言 348 (意味の病 No,2) | トップページ | 分析家の独り言 350 (人生を楽しむ) »

2010年5月 4日 (火)

分析家の独り言 349 (意味の病No,3)

人間は意味の病である、

だから何も意味を持たないのが幸せである。

例えその意味がプラスの意味であっても。

一切の意味を作らず、無意味を生きること。


インテグレーター(分析家)は、クライアントの分析をするとき、自分の意味生成作用であるシニフィアンを作動していけない。

私が私のシニフィアンを作動させてクライアントの語りを聴いたなら、クライアントの語りに私の意味付けをして勝手に納得してしまうからだ。

それではクライアントの無意識は見えない。

白紙の心でクライアントに向えという。

インテグレーター(分析家)にも無意識(コンプレックス)はもちろんある。

だから、個人分析を受けて自分の無意識を出来るだけ意識化し、知っておくこと。


振り返れば、私はマイナスの意味のかたまりであった。

人が恐かったし、いつも不安を抱えていた。

人に嫌われているのではないか、何か失敗するのではないか、うまくいかないのではないか・・・果てしなくマイナス思考だった。

その私がよくここまで来られたなと思う。

「子どもの記号としての言葉を正確に聞き取りなさい」と言われても、それが出来ず、自分の意味を付けてしまう。

娘達が私に要求を出して来たときに必ず出てくるフレーズは、「あんた達はいいよね、私はそんなことは言うことさえ出来なかった」だった。

分析の世界に入り、オールOKを知り、それをしないわけにはいかなくなり、オールOKする事は良い事と頭ではわかりながら、言動がノーになってしまう。

自分との戦いだった。

それでも諦めずにコツコツやっていく事。

石の上にも3年どころか、私の場合はその5倍ほどの時間が必要だったか。

クライアント達にいつも言う、「この私に出来たのだから皆さん誰にでも出来ます」と。


http://lacan-msl.com/contents.html ラカン精神科学研究所のホームページ

http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法のページ

http://lacan-msl.com/marriage/ 婚活相談と結婚生活 月刊 精神分析 2010年05月号

« 分析家の独り言 348 (意味の病 No,2) | トップページ | 分析家の独り言 350 (人生を楽しむ) »

心と体」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 分析家の独り言 349 (意味の病No,3):

« 分析家の独り言 348 (意味の病 No,2) | トップページ | 分析家の独り言 350 (人生を楽しむ) »

2019年11月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最近のトラックバック

無料ブログはココログ