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2010年5月 5日 (水)

分析家の独り言 350 (人生を楽しむ)

連休中の二日間、この春就職し一人暮らしをはじめた娘が家に戻ってきた。

「初めての一人暮らしなので、家具にもこだわりたい」と言い、車で家具屋や雑貨を見たいと言った。

それに一日付き合った。

棚、カーテン、ラグ(カーペット)、布団カバー、トイレカバーなどを見て回った。

娘は「好きなものがありすぎて、決められない」と言い、結局これといったものは買えなかった。

ラグ(カーペット)を見に行った店員さんのアドバイスで、まず本を買ってもう一度どういう感じの部屋にしたのか、コーディネートを考えるとことにした。

好きなものを寄せ集めてきたのでは、統一感がなくバラバラになってしまうということらしい。

そういえば、もう一人の娘もここ1~2ヶ月の間に、部屋の家具を全て買い換えた。

テレビボード、ベット、机、椅子、棚、鏡・・・と。

それに付き合って、神戸や大阪まで何度か出向いた。

自分の好みの気に入った家具に囲まれて暮らす、そんな考えは私の中にはなかった。

一度買ったものは出来るだけ大事に長く壊れるまで使うのが私。

それに比べれば、娘たちは健康だなと思った。

以前の私なら、自分の好みを主張し行動していく娘を、羨ましく妬ましく思っただろう。

しかし、私とは違う健康な精神を持ってくれて良かったと思えた私自身に、少し驚いたと同時に嬉しくもあった。

「私も少し成長したな」と思った。


私が自分の生活を人生を楽しもうとしなければ、娘達を縛ってしまう。

何で私はこんなに辛い思いをしているのに、あんた達は好き勝手をしてるのと言いたくなる、いやきっとそう言っていた。

娘達にまたあらためて教えられる、もっと私は人生を楽しめばいいんだと。

わたしは自分を解放し楽しむためにお金を使っただろうか。

人生楽しんだもの勝ち、同じ生きるなら楽しいに越したことはない。

知らず知らず自ら苦痛へ、不快へ無意識に向かって行っていなかったか。

我慢することは良い事と教えられ書き込まれ、自分を抑える方に向いていた。

破綻しない範囲で、目いっぱい楽しんでいる娘を見習おうと思う。

普通、母親である私にないものは娘達にもないはずだが、楽しむことを知っていた娘達は、途中から「オールOK」したことが良かったのだろう。

『愛とは自分のもっていないものを与えることである』とラカンはいう。


http://lacan-msl.com/contents.html ラカン精神科学研究所のホームページ

http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法のページ

http://lacan-msl.com/marriage/ 婚活相談と結婚生活 月刊 精神分析 2010年05月号

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