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2010年7月 6日 (火)

分析家の独り言 370 (子どもが主体性を持つためにすること)

分析で重要視するものの一つに『主体性』がある。

我々人間は、あまりにも未熟な状態でこの世に産み出される。

新生児はわずかに自我の芽生えらしきものはあっても、ほとんど全てを母に頼らなければ生きられない。

食事の供給(おっぱい)や排泄の世話が然りである。

精神的には母と一体であり、最初は自我が未熟であり、母親が子どもの自我を代行するようなもので、母親がこうすればきっと子どもは心地良いだろうと思い動く。

新生児から幼児へと成長すると共に、子どもの精神も成長していき、徐々に母はその子の主体の座から抜けて、本来あるべき子どもが自分の主体の座に座るよう変わらなければいけない。

もし母親がそのままその子の主体の場に居座り続けたら、この子は母の想いを満たすために生きることになる。

母の想いを満足させなければ、子どもは自分が自分でなくなってしまう。

この主体の交代を上手く出来る母親が少ない。

いつまでも子どもに主体を明け渡さず、自分の自我を主体性を子どもに押し付ける。

子どもは母親の操り人形か、ロボットと化していく。

ここで、子どもが自分の主体性を持つために、母を独占し振り回す体験が必須となる。

母が子どもに振り回されることで、それまで子どもの主体を代行し居座っていた母の主体が、子どもの主体と入れ替わる。

オールOKする中で、必ず「子どもに振り回されてください」という。

そうすることで、子どもは、私は私として存在し、母を満足させるために生きるのではなく、母は母として私は私として生きることになる。

そこで子どもにしっかりとした主体性が発生し、充実感が持てる。

それは途切れることなく自分で在り続ける意識である。

そしてこれが生命の充実感でもある。

反対に他者にその子の主体性を乗ったられたなら、そこにあるのは虚無感である。

子どもにオールOKし振り回されることは、子どもをわがままにするのではなく、子どもに主体性を持たせるためのものであった。


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