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2010年7月10日 (土)

分析家の独り言 371 (大阪子育て相談室より)

個人の分析や子育て相談室で『オールOK』の話を聞し、実際に家庭で子どもの対応してもらう。

しかし、実践していく中で迷いや疑問が出てくる。

本当にここまで何でもOKしていていいのかなど。

また、『オールOK!子育て法』は、世間一般にはそう簡単に理解されず、そういう人達からすれば批難の対象にさえなる。

「親が厳しく言わないから、子どもがつけあがっていつまでも学校に行かないんだ」などと言うのが、一般の人の意見である。

そのいわゆる多数派の世間からの声に負けず、母親が『オールOK』するのは至難の業である。

当然迷い、世間を気にして、世間体を重んじる方向に動く。

また、子どもに『オールOK』することが良い事と思いつつ、つい子どもを前にすると「ダメ」、「出来ない」の言葉や命令指示が出てしまうことも度々である。

最初から完璧に『オールOK』はなかなか出来ない。

それもよくわかる。

それを承知でお母さん方に『オールOK』してください、と言っているところはある。

失敗しながらでも、少しずつ『オールOK』してもらうと子どもに変化が見える。

実践して、その変化を感じたクライアント(母親)は、迷いながらも、失敗しつつも『オールOK』していく。

そのことが尊いと私は思う。

本当ならやりたくないが、そうすることが結局良い結果を生むだろうとわかるからしてくれるのだろう。

いわば、対応する母親は、自分の無意識に打ち勝ち、これまでの自分の価値観や世間体を捨てて、子どもを救い育てる方をとっていく。

それは母親が自分で自分を否定し、古いこれまでの自分を殺すことである。

これがまた辛い事である。

人間これまで生きてくる中で、自分は正しいと思わないと生きて来られなかった事がある。

そこにはプライドや信じた事があった。

それがあったから生きてこられたところがある、それを否定し壊すのは身を裂かれるような辛さが伴なうだろう。

それでも『オールOK』出来るのは、我が子を何とかしたい、幸せにしたいという気持ちがあるからだと思う。

母親の思いを何とかサポートして、いつの日か心から親子が笑い合える日が来ることを願う。

子育て相談室で、他のお母さん方はどのようにしているのか聞きたいという声がある。

既に実践してもらっているお母さんからのアドバイスや経験談も、『オールOK』を始めたばかりのお母さんの参考になる。

励ましあいながら、共に進んでいきましょう。


次回大阪での子育て相談室は8月5日(木)の予定。

参加お待ちしています。

詳しくはラカン精神科学研究所ホームページをごらんください。
           ↓
http://lacan-msl.com/contents.html ラカン精神科学研究所のホームページ

http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法のページ

http://lacan-msl.com/mailmaga/ メルマガ:子育て相談室便り

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