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2010年8月31日 (火)

分析家の独り言 385 (8月京都子育て相談室より:決して見捨てない)

昨日、『京都子育て相談室』を開いた。

いつものように、一人ずつ近況報告と子どもへの対応について質問を受けた。

それに答えつつ、症例や私自身の事を話していく。

いいタイミングで来てくれたと思うことはよくある。

参加のあるお母さんが、子どもと距離を取りたいと思っていたと言う。

しかし、どんなことがあってもそれは子どもを見捨てることになる。

子どもの行動、様子、症状を聞くとそれら全てが、母を求めている行為であることがわかる。

それを理論的に説明しながら、子どもの言葉や行動をインテグレーター(分析家)が言語に直し、お母さんに理解してもらう。

実際には子どもを見なくても、お母さんの報告からその子が何を思い何を訴えたいか、インテグレーター(分析家)にはわかる。

そのため、「それはこういう事です」と言うと、お母さんは「はい、子どもはそう言います」と言う。


確かに対応するお母さん方は大変で、子どもに文句を言われ、怒られ、不機嫌になられたりする。

それでも、にもかかわらず、子どもを見捨てず、閉ざされた子どもの心の扉をノックし続けていくのだから。

もういい加減、嫌になることもある。

世間からは、「そんな甘いことをしてるから、子どもがつけ上がってやりたい放題するんだ」と批判を受ける事もある。

世間をも敵に回し戦う事になる。

親にすれば踏んだり蹴ったりで、「や~めた」と言いたくもなる。

しかし、本当に戦うべき相手は親である自分自身であることに気づいていく。

そして、子どもの言動の意味を説明すると、「やっぱりオールOKするしかない」と思い直される。

最後には「来て良かった」の声。

私も「ああ、良かった」と思う。

これで子どもは立ち直り、成長の可能性がある。

ここで親が見放してしまえば、大阪の2幼児放置死体遺棄事件の村早苗容疑者に至る事もある。

参加のお母さん方は子育てする同じ親として、人の話も自分の身に置き換え納得し、気付くことがある。

「そうよね」「それわかる」の声が聞かれる。


世間で起きる様々な事件を食い止めるには、親が子どもへの正しい対応を知り、実践する事。

悲劇は未然に防げるのにと、事件が起きるたびに残念に思う。

一人でも多くの子どもが救われ、幸せな人生を歩んで欲しい。

母が対応すば、子どもが自力で乗り越えるより、もっと短期間で、苦労も少なくいけるのだから。

ただ自力で乗り越えられず、事件や事故、心身の病等でつぶれていく場合もある。

そんなことを思いながら、毎月子育て相談室を開いている。


http://lacan-msl.com/contents.html ラカン精神科学研究所のホームページ

http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法のページ

http://indoor.lacan-msl.com/ 不登校・ひきこもりに悩む方々へのページ

http://lacan-msl.com/hikou/ 非行・家庭内暴力に悩む方々へのページ

http://lacan-msl.com/mailmaga/ メルマガ:子育て相談室便り

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