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2010年9月17日 (金)

分析家の独り言 387 (田代まさし容疑者、コカイン所持で逮捕)

2010年9月16日午前2時10分頃、神奈川県横浜市中区新港1丁目赤れんがパークの駐車場内にてアジア太平洋経済協力会議(APEC)国際会議の応援警備に当たっていた福岡県警察本部の警察官に職務質問を受けた際、コカインをポリ袋に入れて所持していたことが発覚し、直ちに麻薬及び向精神薬取締法違反の容疑で神奈川県警察本部横浜水上警察署に現行犯逮捕された。また、この際一緒にいた一般人女性も覚醒剤を所持していたため、覚せい剤取締法違反の容疑で逮捕される。(ウィキペディアより引用)

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まずニュースをみて驚いたのは、コカイン所持で逮捕と共に、田代まさし容疑者の風貌だった。

髪の毛はボサボサで薄く、頬は痩せこけ、老けた印象と共に、普通ではない何か異様さを感じた。

薬物依存の人間は、あんなふうになるものなのか。


彼のこれまでの事件を振り返ると、

2000年9月に、女性の下着盗撮で、東京都迷惑防止条例違反で書類送検。

2001年12月には、近所の男性宅風呂を覗いたとして軽犯罪法違反容疑で現行犯逮捕。

 この時、自宅から覚醒剤が発見され、覚醒剤所持・使用容疑で再逮捕された。

2004年9月、夜に再び覚醒剤及び刃渡り8cmのバタフライナイフを所持していたとして銃刀法違反と覚せい剤取締法違反の現行犯で逮捕。

そして今回(2010年9月)、3回目の逮捕となった。


今年2010年8月に、清水健太郎が覚せい剤取締法違反(使用)容疑で逮捕。

更に、今裁判中の押尾学と、芸能界での不祥事が続く。


薬物依存は、なかなか治らない。

刑に服し反省したからといって、そう簡単に依存を断ち切れるものではない。

そこには無意識が関わる。

覚せい剤等の薬物は違法であることは知りながら手を出し、それに依存する心の構造が問題である。

この無意識と心の構造を見ることなく、ただ薬から一時期距離をおいても、一般社会に戻ればまた入手可能で再び手を出してしまう。

これを何度も繰り返す。

無意識が変わらなければ、その人の行動は変わらない。

インテグレーター(分析家)としては、彼らの養育しを聞きたい。

依存症の元には、必ず母性欠損がある。

小さい頃から母親にしっかり抱っこされ、世話され、愛されたといえない状況で育ったと思われる。

ウィキペディアに、田代まさし容疑者の簡単な生い立ちがあった。

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出生後まもなくしてキャバレーのチェーン店を経営していた父がほかの女性のもとへ走ったため両親は離婚、中学時まで母との母子家庭だった。母は夜の仕事をしながら政を育て、母が留守の間は大家に預けられていた。ミッション系の幼稚園に入園、その後小学校入学直前に東京都新宿区へ転居。転居先の百人町でも母との二人暮らしをする。
政が13歳の時、母が再婚。その後間もなくして父や父の再婚相手である女性と一緒に住む事となったが、その生活になじめず素行不良が目立つようになり、酒・煙草・シンナーに手を染める。また、新宿の映画館によく通っていた。

(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E4%BB%A3%E3%81%BE%E3%81%95%E3%81%97 ウィキペディアより引用)
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生後間もなく両親が離婚し、母一人の手で育てられる中、母が夜の仕事をする間は大家に預けられたのだろうか。

フロイトのいう口と唇の刺激を求める口唇期、田代容疑者はどれだけ母のおっぱいを心地良く飲んだだろう。

おそらくまともな授乳状況ではなかったのではないか。

それが中学生頃すでに酒・煙草・シンナーに手を染めるということで現象化している。

生後1~1.5歳の口唇期に母親が24時間そばにいて、子どもに関心を向け愛し世話をすることで、子どもの精神は発達する。

しかしそれが欠ければ、口唇による満足は得られず、母に十分に甘えることも頼ることも出来ない。

大人になっても、口唇の満足に固着し、甘えと依存に心はとどまり続ける。

本来、大人であればして良い事と悪い事の区別がつき、社会適応する形で心地良さ・快を追求する。

しかし精神が未熟な赤ん坊のままであれば、快・不快は母親の世話次第で、適切に世話されれば心地よい快を得られるが、不適切であれば、常に欲求不満にさらされ、心に欠損をつくる。

大人になってもこの甘えと依存が克服出来ず、覚せい剤等の薬物に頼らなければ、自分の快を得ることが出来ない。

それが例え違法であってもである。

だから、一度や二度覚せい剤等の薬物を使用したからと満足いくものではなく、反対に一旦手を出せば繰り返し繰り返し使用し続け無ければならない、つまり終わりがないのである。

この口唇期欠損者を「底なしの樽」という。

底がないため、入れても入れても溜まらない、詰まらない。

だからこの人達は、「何をしてもつまらない(詰まらない)」と言う。

多かれ少なかれ、我々も欠損している。

なぜなら100%満足のいく世話ができる母親はまずいないため。

その欠損の度合いによって、依存症にまで至る者とそうでない者がいる。

そういう意味では、どの親のものとに生まれるか、養育環境がどういったものであるかを子どもは選べない。

出来れば幸せな、まず母性ある母のいる家庭で育つことが望ましいが、現実は厳しいと言わざるをえない。

だからこそ、安易に子どもを産み育てることは避けたい。

親としての覚悟をしっかりと持って、結婚、更に出産を迎えて欲しいと願う。

また、人間の精神の発達とはどういうプロセスで進むのか(精神発達論)を知っておいて欲しいといつも思う。


私どもラカン精神科学研究所で、分析理論講座や、インテグレーター養成講座で、そういった理論をわかりやすく解説している。

興味のある方はホームページを参照し、ご連絡ください。

℡ 077-558-8766 または 050-3767-6283 (OCNドットフォン)

携帯℡  090-7357-4540

メアド:lacan.msl☆gmail.com☆を@に変換したメールアドレスにメール送信願います(スパムメール対策


http://lacan-msl.com/contents.html ラカン精神科学研究所のホームページ

http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法のページ

http://tokyo-mtl.com/sakai-noriko/ 月刊精神分析2009年8月号酒井法子覚せい剤所事件と分析理論

http://lacan-msl.com/mailmaga/ メルマガ:子育て相談室便り

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