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2011年8月31日 (水)

金谷氏今月のメッセージ (平成23年8月)

以下は分析家仲間の真理攫取(金谷)氏のHPにある今月のメッセージを私のブログで紹介しているものです。

テーマ 「小の力」

 日本と言う国は、世界地図を広げてみれば本当に小さな国である。

どこか小さいと言う事で、劣等感を持っている。だから昔話や神話の中に小さい者が、大きい怪物等を知恵を使い倒す話も多い。

一寸法師や牛若丸の話などは、典型的なものであろう。

色々問題も有ったが日本の国技と称せられる相撲は、小兵力士が大横綱を知恵と技で倒す面白さは、格別である。

戦国時代にも小国であった織田信長が、大国の今川義元を奇襲攻撃で敗北させた話や、幕末の頃、徳川幕府を相手に小国の薩摩と長州の連合軍が戦い、明治政府を作った話、又その明治時代に勝海舟・坂本龍馬が作った海軍が無敵艦隊と言われたほど強く、ロシアのバルチック艦隊を破ったのもその典型的なものである。

 そんな日本が、今や大国アメリカ・ロシア・中国に脅かされているのである。外交はまるで非力でお粗末なもの。

その上、その情性につけ込むがごとく、韓国が領土問題で攻撃してきたり、北朝鮮が核で脅かし、拉致問題など完全無視して傍若無人に振る舞っている。

日本は為す術も無く、やっている事は言い訳や政権争いである。

小国だから、力が無いから何も出来ないと言うのは卑怯である。

 

 日本の国よりももっと小さな国が身近なところに存在し、巧みな外交術で国を守った歴史がある。

嘗て、沖縄が琉球と呼ばれた頃の琉球王国の事。

以前、私は沖縄が好きで何度か訪れた事も有り、その折に興味を持ち少し調べた事があったのだが、最近になり小さな国・琉球の素晴らしさが良く伝わってくるNHKBSドラマ「テンペスト」が始まり、再認識出来る。

 131年前まで琉球王国と言われ、450年もの間独立を保ち続けたのである。

大国を手玉に取る外交戦術や、独自分化も作り上げた。

首里城を見ればよく分かる。中に北殿と南殿があり、建物の造りがまったく違うものである。

北殿は中国の使節を接待するところ、南殿は薩摩藩の役人の接待する所とはっきり区別している。。

何故、こんな風にしなければならないかと・・・琉球の国王は中国から任命され、中国の皇帝に服従を誓っていた。

しかし、同時に日本の薩摩藩の支配も受けていた。

そして武器を持つ事を禁じられていた。その上税も納めていた。

これらは表向きだけで、小さな国独特の巧妙な戦術を使っていた。

琉球が最も気を使ったのは、大国中国との交渉、常に使者を送り文章でやり取りをする。

その為に、漢文が書ける優れた人材を育成したこと。中国の優秀な人材を取り込みながら、大国の知恵である航海術や建築技術なども吸収して行った逞しさ。

 一方、江戸幕府に対しても知恵を絞り、国王などが交代した時など節目毎に江戸城に挨拶に行く事を義務付けられていた(江戸上りといい、その距離2,000km琉球の立場の弱さの象徴だと見られていたが、江戸上りの使節団を描いた巻物を良く見ると、艶やかな踊り子がいたり道すがら、楽器を演奏したりして楽しげな一団に見える。

異国情緒溢れる衣装で中国との関係をアピール、ラッパを吹き銅鑼を鳴らしながら賑やかに行進したのだろう。)

琉球は、独自の国をアピールするのに江戸上りを利用したのである。

その使節団が扇を配っていた為、今も静岡県浜松市などに扇のマークが残っている。

琉球は、日本でもない・中国でもない・独立国であることを主張していたのである。

こんな話もある。

 ペリーは、日本に開国を迫る前に琉球に立ち寄り、燃料や食料を供給する基地を作ろうと考えた。

そして土地を売り渡すよう要求したが、琉球国はアメリカの拠点を作らせたくない・されど断れば戦争になる。

考えた挙句、宴会を開き、のらりくらり交渉を引き延ばし2週間後に出した解答は「お困りでしょうから土地はこちらで準備しましょう。

これは我々の好意でするものですから、お金はいりません。」拒否するでもなく、土地を売るのでもない。

建築費もアメリカに持たせない。琉球側が加工してあげて琉球が情けとして提供すると言う論理に、すり替えてしまったのである。

ペリーの意表を付く解答であった。

簡単な小屋一つ建て、ペリーの要求を躱してしまった。

それから再びペリーが訪れ、修好条約〔1854年〕の締結を迫った時も、総理大臣と言う架空の役職と偽の印鑑を作り、条約を結んでも効力が無いという仕掛けをして巧妙に守ったのである。

 時には慎重に、時には巧妙に、あるときは秘策に打って出る多才な外交術が450年の長きに渡って、琉球王国を守り貫いたのである。

また、もう一つ琉球では大きな権力を握っていた女性の話も有る。

聞得大君〔きこえおおきみ〕と言う。

神のお告げが聞こえるとされた、実在の人物である。

当時「ノロ」といわれる人達が宗教儀式を行っていた、今もなお沖縄の女性に霊的な力が有り、それを男性に分け与えるという儀式は続いていて長く根付いている。

 またハーリー〔ハーレー〕=爬竜と言うお祭りがあり、こぎ手は男性だが、女性は太鼓を打ちながら応援する活気のある祭り、その中にも伝えたき意味のあるものである。

まだまだ沖縄には良い伝統がある。

小国・琉球王国の知恵と力。これを今の日本はもっと学ぶべきだろう。

大和の人は、こんな素晴らしい沖縄を大戦の犠牲にして、今なおアメリカの基地に翻弄されているのを放置している。

この責任は重大である。小国が大国に打ち勝つのが日本の伝統精神ではないのか。

この琉球王国を見習い、今一度立ち上がって欲しい

「ガンバレ!日本」よ!

                      真理攫取


http://www.k5.dion.ne.jp/~kanaya/index.htm金谷精神療法研究所

http://lacan-msl.com/contents.html ラカン精神科学研究所のホームページもご覧ください

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