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2011年10月30日 (日)

金谷氏今月のメッセージ (平成23年10月)

以下は分析家仲間の真理攫取(金谷)氏のHPにある今月のメッセージを私のブログで紹介しているものです。


テーマ「見えるものと見えないもの」

 人間は意識の世界を生きている。

何かを見て、何かを聞いて、何かを触って、そのものを認識して行動している。

しかし、全部そうしているかと言えばそうではない。

「言うつもりは無かったのに、言ってしまった」

「こんな事をするつもりは無かったのに、してしまった」

全て確認をして、認識してから行動してる訳ではない。

とすれば、意識が人間を動かしている訳では無いと言うことになる。

 では、何が私達を動かしているのか。

この事に気付いたのがフロイトである。人間は見えないものに動かされている。聞こえないものを聞いている。

例えば、大事な事を電話で知らせてもらう為に、イライラして待っていると、携帯が鳴った。慌てて手にとって、「もしもし」何の応答もない??

ゆっくり見たら、リモコンを耳に当てていたとか。

何かを始めようとしたら、「だめだ出来るのか」と聞こえて来て何も出来ない状態になってしまった。

など、有ろうはずもない事や、理由の分からない事で行動化してしまう。

意識が動かしているならば、絶対にこんな事にはならないはずである。

 フロイトは、意識する事が出来ない世界を人間は持っているのだと気付き、「無意識」という世界がある事を発見してしまったのである。

人類の屈辱の発見として3つ在る中の一つである。

人間は、意識の世界が支配していると思っていたのが、ほとんど無意識の世界に支配されているのだ、と気付いてしまった。

見えない・知らない世界に動かされている人間は、当然思い通りの人生を生きる事が出来ない。

突然、不幸に見舞われたり何をやっても上手く行かない。

「上手く幸福に生きたい」と意識で思い願っても、何も変わらない。


   無意識が私達を動かしているのなら、無意識を知れば思い通りの人生を生きる事が出来るのではないか?

フロイトを研究に向かわせたもの=どうすれば無意識を知る事が出来るのか?

「無意識は寝て見る夢がそれを表現しているのではないか?」

所謂「夢分析」成るものを、この世に出すきっかけとなった。

これは画期的なもの・ノーベル賞に値する大発見である。

医学的に言うならば、母親の胎内を見るエコーが発見された以上のものである。但しエコーの様に、そのもの図張りが見えるのではなくそこには、特殊な法則が存在する。それが解明できるのは「精神分析」だけである。

それも色々な流派がある。

 中でも「ラカン精神分析」が最高だと認識できる。

これを一言で説明するには難しく、また説明しても理解する力も必要不可欠なのである。

非常に残念というしかない。よって知る術は味わって〔体験〕していただくのが一番分かりやすい。


 無意識が解って来ると、人間は意識上表現するものは全て無意識の反対の事をしていると気付く。

「私は出来ない」と意識が語る=無意識は「出来る」という自分を持っているからである。何故「出来ない」などと「出来る」を打ち消さなけれなならないのか。

全く自分の中に何も存在していなければ、肯定も否定も出来ないはずである。

それとも、対象が無いものを否定できる人がいるのか、と問いたい。

ただ出来ないと言うことが見えないから、解らないだけなのである。

故に精神分析は、「無意識の意識化」をするのである。

意識に現れれば誰でも解るのです。

そんな事が出来るのかと問われれば、人間は自然に無意識の意識化をしているが、思いもよらぬ突然の出来事として意識に上がって来るので「何でこんな事が起こるのか」等と、意識に見えてから異口同音に叫ぶ事になるのである。

私が何を悪い事をしたのか?何かをしたからこうなったのか?物事が起きてから嘆き、その事に始めて向き合う。

であるならば、始めから自分の無意識を知って行く方法を選べばよい。それが他ならぬ精神分析を受けると言う事である。

 分析とは何をする?と聞かれると「分析は自分という者は、何者であるかと言う問いに、対話によって導き出す方法である」という答えになる。

人間は常に自分とは何かを問いかけられている。その答えを、自ら出す事は出来ないのである。人間は親に造られた存在だから、自ら形成したものではないから、自分では解らない。

その上、造った人もしっかりとした方法を持って造った訳ではないから解らない。

そう誰も知らない・解らないと言う事になる。しかし、理論(真理)を持ってするならば完全に解明できる。

 私とは何か、どう作られたかが解れば、好きな様に作り変ることが出来るのである。

作った人が幸福になる様に作ってくれていれば、幸福になっているはずである。

何処が違ったのか。作った人がこうすれば「幸福になるだろう」と想像して作ったから、現実にはそうならなかっただけである。

 厳しいようだが、一言で言えば、我々人間は「母親の想像物である」と言える。

もし、自らが気付き分析を受け入れて努力するならば、想像物ではなくなり「真実の自分」に成れると保証出来ます。

                      真理攫取


http://www.k5.dion.ne.jp/~kanaya/index.htm金谷精神療法研究所

http://lacan-msl.com/contents.html ラカン精神科学研究所のホームページもご覧ください

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