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2011年11月29日 (火)

金谷氏今月のメッセージ (平成23年11月)

以下は分析家仲間の真理攫取(金谷)氏のHPにある今月のメッセージを私のブログで紹介しているものです。


テーマ「伝わる事」

 伝承と言う事を述べた事があるが、これは伝えると言う「意思」があって、古きよき物だとか風習だとか子孫や子ども達に残すべき貴重な事柄が多い。

 今回話すのは「伝わってしまう」事。

これは意識上には無い。この言葉は無意識であると言うことが解る。

自分は伝えるつもりが無いのに、伝わってしまったり(これを心理学用語で「転符・てんぷ」と言う)・伝えようと思った事が伝わらなかったりと、正しくは全て伝わらないと言う事である。

意識上では有得ない話である。

 一番解りやすい話では母子間に起こりうる事。

正式に言うならば、母から子へ無意識に転符する。

意識では全く捉えていない。

人間は成長していく上において、良い事ばかりを体験するわけではない。その上、言葉を持つ事により自分の思いとはまったく違うものが身に付いてしまう。

最初は言葉を持っていない為に、体験から初じまる。

「寄る辺無き存在」であるが故に、自分で体を動かす事が出来ないから母親の手を借りる事になる。

何をしてるのか何をされているのか、分からないまま動かされていく。しかし、自身の感覚機能はあるので、嫌な感覚を感じる事が(もちろん原則は「快楽」であるので)不快と言うことになる。

その不快を感じたとき、乳児はどうする事も出来ない。

ただ不快という感覚だけが残る。

母親は嫌な思いをさせないように育てていても、100%快だけ伝えると言うことは無理である。

母親が知らぬ間に、「不快」が伝わってしまう。

これは授乳から始まり、全て養育中に起こる事である。

 言葉の参入が始まると、躾の名の元に教育が始まる。

母親が言葉の有効性を解って使っているのなら、何も問題が起こる事はない。が、意識上で躾の行き届いた良い子に育てようとして「あれはダメ!これはダメ!」「ああしなさい!こうしなさい!」と厳しく叱責しながら躾をする。

母親は表面上、厳しく育てたので良い子に育ったと思っている。

だが、子供の心の中に“言葉は攻撃するもの・人の心を傷つけるもの“として入っている。

そして子供は、人に言われないと動く事が出来ないとして表現される。

又、言葉は敵だと思っている為に、優しく丁寧な言葉遣いは出来ない。

それに伝えなくても子供は、母親父親の行動をよく見ていて実にしっかり捉えている。知らないのは親の方だろう。

人一倍躾の厳しい母親であるが”家の事をするのは、社会的常識で家族の世話をするのが当たり前すぎて、賞賛に値しない為やりたい事ではない。

が、役割を果たすという事においては、責任を持ってやらなければならない。

その役割を果たさずに、手抜きをしたり怠惰な行動をとる”

その上、”反省もせず、自らが正しいと妄想的行動を続け、自分ひとりだけ忙しいと八つ当たりしたり、主人が手伝わないと文句をいう。

子ども達へも、わがままでしっかりしないからこうなるのだ、と当り散らす。”

”自分の事は自分でしなさい!子供は勉強するのは当たり前なのだからやりなさい!人の事も考えながら行動しなさい!と”、躾た人と同じ人なのです。

なんだかよく聞く会話のようですが、これが重大な事が伝わってしまうのです。

こんな母では、子供は責任を持って行動することを学べない。

子供の中に矛盾が生じる事と、子供が模倣し学ぶのは、母親が口で伝えた事よりも、母の行動そのものを模倣してしまうからである。

なぜなら人間は、聞いた事を理解し、それを言われたとおりに行動化するには相当な力量が必要だからである。

よって見たままを行動化するという簡単・単純な模倣ということになる。


 本当の躾は「やってみせる」である。

親が率先して正しい言動(言葉と行動の一致)を示すことである。

そして正しい言葉使いをして、正確(思い込みや曖昧な知識押し付けない)に伝える。

言葉で説明が出来ないものや、人が納得しないものそれは正しいものではないと言う事です。

親は正しく伝えて行く為にも、自分の無意識を知る事である。

その無意識を意識化しておけば、子供に転符することは無く、又その孫にも及ばない。

その道理を理解し、間違いに気付き素直に改めていく積極的理知的行動が親には必要なのである。

                      真理攫取


http://www.k5.dion.ne.jp/~kanaya/index.htm金谷精神療法研究所

http://lacan-msl.com/contents.html ラカン精神科学研究所のホームページもご覧ください

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