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2012年1月 6日 (金)

分析家の独り言 420 (放っておくから見守るへ)

最近、クライアントの語りによく出る言葉がある。

子どもの不登校や非行の問題で分析に来られるお母さんに、状況を聴き、「オールOK」の子育て法を話す。

お母さん方は「ああせぇ」「こうせぇ」「あれはダメ」「それもダメ」と、命令指示が多い。

そこで、「口にチャック」をしてもいらい、これら命令指示を言わないようにしてもらう。

一方的に親が子どもに話すため、子どもは言いたいことが言えない。

お母さんの口を止めて、子どもが何を言っているのか正確に聴きとる。

そうしないと会話が成り立たない。

こうして説明してくと、クライアントは「じゃあ、放っておけばいいですね」と言う。

「放っておくのではありません」、「見守りるのです」とインテグレーター(精神分析家)は言う。

親自身が、その親から口やかましく細々と言われて育ち、親に黙って見守られた経験がないために、「見守る」ということがどういう事かわかない。

そのために「放っておく」という言葉しか出ないのだとわかった。

それは確かに無理のない事ではある。

人は育ってくる過程で、特に親にされた事しかわからないし、自分がされた事しか子どもに出来ない。

しかし、そこを知性で埋めて理屈で理解し、意識する事で子どもへの対応を変えてもらう。

それと共に、親自身がそのまた親にいかに命令指示を受け、自分の意志を持って行動し、ものを言う事が出来なかったかを知っていく。

すると、自然に口が止まっていき、子どもを尊重し見守るという事がどういう事か理解いていける。

この意識化と変容(口チャック→聴く→見守る)・書き換え(放っておく→見守る)を精神分析によって行う。


インテグレーター(精神分析家) 安情共恵

http://lacan-msl.com/contents.html ラカン精神科学研究所のホームページ

http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法のページ

http://indoor.lacan-msl.com/ 不登校・ひきこもりに悩む方々へのページ

http://lacan-msl.com/hikou/ 非行・家庭内暴力に悩む方々へのページ

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