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2012年1月16日 (月)

分析家の独り言 423 (1月滋賀子育て相談室より;要求を出す意味)

子どもにオールOKで対応してもらうと、「これまで子どもが出来ていた事をしなくなった。」

「要求をより細かく出すようになった。」

お母さんは「これまでより手がかかり、大変になった。」と言う。

「これでは良くなるどころか、悪くなっているのではないか?」と心配する。

現象だけをみれば、多くの人が同じように思うだろう。

しかし、これまで出来ていたのは、子どもが親に口うるさく言われて仕方なくやっていた事であったなら、やらなくなるのは当然である。

親に言われるから、うるさいからやるのではなく、子どもが自分でやりたいからやる、やったほうが良いと自分で判断したからやる、を目指す。

身の回りの片付けや自己管理を親に言われてするのではなく、自分で考えて自分で管理出来る事が大事である。

長い目で見てそのためには、親は口を出さず見守り、言われたことをする。

親が子どもにあれこれ言う事は、命令指示待ちのの自立しない子にしている。


これまで親が言う物で良かったのもが、「これが嫌だ、あれも嫌だ、こういうのがいい」と、子どもは自分の意見を言い出す。

すると、この子どもの要求に応えるため、時間と労力がいるため,親は手がかかり大変になる。

しかし、子どものこの要求は自分を出し始めたという事で、非常に良い。

多くの若者は、何か聞いても「別に」、「どっちでもいい」、「どうでもいい」とよく言う。

自分の事なのにどうでもいいとか、他者に対しても強くこうあって欲しいと望むことが少ない。

これらの言葉は無気力・無関心・無感動を表す。

自他に対し「どうでもいい」とは、自分の存在をどうでもいいと規定しているのであり、その元は自分が親にどう扱われどう思われたかで決まる。

育つ過程で、親が子どもを自分の所有物ではなく、個別で独自の存在として尊重し大切にしたなら、その想いは子どもに伝わり、子どもは自己の存在を肯定しOKとみなし、「どうでもいい」とは思わないはずである。

一般的に悪くなっていると思われる子どもの変化の意味を説明すると、お母さんは納得される。

子どもがあれこれと自分の意見や要求を言うのは、親を信頼し頼り出したという事であり、このお母さんが迷いながらもオールOKで対応している事の証である。

言れる(いえる)=癒える(いえる)事である。

『子育て相談室』で、迷いや疑問を質問し納得し、また家に帰って子どもに対応してもらう。

しかしまた、実際に対応すると、これで本当にいいのかと迷ったり疑問に思う事が出てくる。

それをこうして月に一度『子育て相談室』に来て、修正しつつ子どもへの対応に努力していかれるお母さん達がいる。

    インテグレーター(精神分析家) 安情共恵


精神分析、子育てに関する詳細は下記のホームページやサイトをご覧下さい。
                    ↓
http://lacan-msl.com/contents.html ラカン精神科学研究所のホームページ

http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法のページ

http://indoor.lacan-msl.com/ 不登校・ひきこもりに悩む方々へのページ

http://lacan-msl.com/hikou/ 非行・家庭内暴力に悩む方々へのページ

http://lacan-msl.com/mailmaga/メルマガ:子育て相談室便り

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