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2012年1月18日 (水)

分析家の独り言 424 (親の自覚)

分析で自分の母や父への不満や憎しみなどの想いを初めから語るクライアントもいれば、最初は触れないクライアントもいる。

何れにしても、子育てに悩むお母さん方が傷ついている。

甘えたくて母に訴えたが怒られた、

食事をまともに作ってもらってなかった、

母の気に入るいい子でなかったら受け入れられなかった、

髪身の毛を伸ばしたかったが、短く切られた、

母は仕事で忙しく、家の手伝いをさせられた、放っておかれた、

勉強しなさい、片付けなさいと怒られて育った、

親の機嫌が時によって違い、顔色をみていた、

叩かれた、家を放り出された事があった、

親の仕事が上手くいかなかったり、経済的に苦しかったために、高校からバイトをして家にお金を入れた、

(全部ではないが)高校の学費は自分で出した、専門学校・大学の学費は自分で働いて出した、

親に何を言っても無駄と思い、何も言わなかった、頼らなかった等々・・・。

これらまだまだあるクライアントの辛さ、悲しみ、憎しみ、虚しさ、傷付きを精神分析というトイレで吐き出してもらう。

時に涙を流しながら、怒りを感じながら、情動をともなって語っていく。

語りながらクライアントは、自分の親にされて嫌だった事を形を変えてまた子どもにしている事や、子どもを自分のコピーにしていたり、自分が叶えられなかった事を子どもに託そうとしている事などに気付いていく。

自分が育った環境や自分の親しか知らないため、本当の母親とは、父親とはを我々は知らない。

放っておかれた人は子どもを放っておくのが親だと思い、親と同じように子どもを放っておくか、反動形成で真逆をいき過剰に関わるかで、どちらにしても適切さに欠ける。

子どもは母性欠損者となる。

傷ついた親が子どもを育てるため、オールOKで子どもに対応するのは大変な事であり、したくない、出来ないのが普通である。

にも関わらず、子どもを育てながら何か違うと感じ、自分と向き合い自分を変えたい、自分や子どもとの関係を何とかしたいと思うクライアントの切なる想いに共感し感銘を覚える。

これが人として親としての自覚であろう。

    インテグレーター(精神分析家) 安情共恵


精神分析、子育てに関する詳細は下記のホームページやサイトをご覧下さい。
                    ↓
http://lacan-msl.com/contents.html ラカン精神科学研究所のホームページ

http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法のページ

http://indoor.lacan-msl.com/ 不登校・ひきこもりに悩む方々へのページ

http://lacan-msl.com/hikou/ 非行・家庭内暴力に悩む方々へのページ

http://lacan-msl.com/mailmaga/ メルマガ:子育て相談室便り

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