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2012年3月 2日 (金)

分析家の独り言 430 (反抗期)

思春期の子どもは、子どもから大人の世界への過渡期にあり心身共に不安定になる。

小学生の時代はわりに安定し、親の言う事を聞き、やりやすい。

親もそれを良いことに、子どもに「ああしなさい」、「これはダメ」と命令指示をして来た。

子どもは真面目に宿題をしたり塾に行ったりしていたが、第二反抗期を迎え、親とぶつかる事が多くなる。

これまで親の言うことを素直に聞いていた子どもが、「うるさい」、「だまれ」、「出ていけ」、「クソババァ」などと言い出す。

いきなりキレたり、不機嫌な態度になったり、身の回りを片付けなくなることもある。

この荒れる子どもを見ると、お母さんは「なぜここまで?」と思い、泣きたくなったり、子どものことを放り出したくなったりする。

それでも分析を受け、オールOK子育て法を聞き、もう出来ないと思って来たお母さんがまた子どもに対応していく。

お母さん方のこの苦悩はよくわかる。

それでも子どもを投げ出さずに、子どもに対応して行く。

このお母方の愚痴や不満、怒り、戸惑い、悩みを受け取りながら、荒れる子どもの言動の意味を話していく。

すると、帰る頃には「そうですね、それ(オールOK)しかなないですね。頑張ります」と言われる。

この努力が素晴らしく、必ず子どもとの関係を良くしていく。

人間納得すると嫌な事も辛い事もしようとする、出来るようになる。


子どもの反抗とは、親の自我と子どもの自我がぶつかることである。

子どもが親に呑み込まれ、自分の自我を認められず持てなければ、親とぶつかる反抗期はない。

つまり、子どもが反抗する=自我がある、ということである。

だから、反抗期のない子は危ないと言える。

親の言うことをよく聞く大人しい子は、自分の自我を持てない。

これではやがて人や社会と関わる事ができなくなる。

この親の言うことをよく聞く大人しい従順な子を世間ではいい子という。

本当の意味でいい子とは、自分の考えや意志を持ちそれをしっかり言える子である。

思春期の子どもが荒れるのは当然のことであり、無茶や矛盾することを言うのもこの時代特有の事であると理解して欲しい。

だから、、「うるさい」、「だまれ」、「出ていけ」、「クソババァ」などは普通で、健康なことと言える。

反対にこれらの言葉を言いたいのに言えず、親や大人の前でいい子をしている子どもの心の負担は如何程かと思う。

これはいつまでも抑えられるものではなく、後にどの年齢でどういう形で出るかは、親の関わり方と子どもの個性による。

子どもらしい子ども時代を送らせてやれるのは、親にしかできない事である。

   インテグレーター(精神分析家) 安情共恵

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