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2012年3月 9日 (金)

分析家の独り言 431 (母親と仕事)

子どもの不登校で分析、相談に来られるお母さん方は、ほとんど仕事を持っておられる。

あからさまに、「子どもと接しているより、仕事をしている方が楽です」と言われるクライアンもいる。

子どもが小さいが、「これから仕事に出ようと思っています」とか、「仕事を増やそうと思っています」というもの聞く。

分析でお話を聞いていくと、クライアン自ら「仕事に逃げているのかもしれません」と言われる。

母親として子どもに接することが辛いことがある。

それなら仕事をし、周りから認められやりがいを感じられる方が楽しいと感じる。

しかし、子どもはどんなに悪態をついていても母親を求めている。

自分のそばに居て、自分を理解し世話し愛情を注いで欲しいと願っている。

それは年齢に関係なくである。


不登校・ひきこもりの子ども達は0歳児に戻ったと考える。

それは寝る、食べる、お風呂に入る、遊ぶ、それら全て母と一緒にする時期である。

肉体は5歳や10歳や15歳、20歳、30歳、40歳・・・であっても精神の年齢は0歳なのである。

この子どもに本気で取り組み育て直すには、仕事を持っていたのでは出来ない。

しかし、子どもに「お母さん、仕事をやめようか」と子どもに聞くと、子どもは「やめるな」と言ったという報告がされる。

これは子どものとの間に信頼がまだ出来ていないためである。

子どもが一緒にいて欲しいのは、自分を見守り世話する優しい母である。

しかし、口うるさく、子どもの言う事を聞かないで否定する母親なら居ない方がましだということ。

しかし、お母さんにはこの子どもの真の願いはわからないため、子どもが仕事をすることを望んでいる、

やっぱり、仕事をしていた方がいいんだ、と思う。

仕事をしながらでも、子どもにオールOKしていくと、子どもから「仕事に行かないで欲しい」、「一緒に居て欲しい」と言われるようになる。

こう言われるようになれば、母として本物である。

そこには、母親を信頼し甘えたい、一緒に居たいという子どもの本来の欲望が見える。

これは、女性も子どもを保育園に預け、社会出に出て働きましょうという社会の流れとは逆行する。

子どもを育てるとは、大変な一大事業である。

仕事を持ちながら片手間に出来ることではない。

そういった理解が社会にないことが残念である。

子育てということをもっと真剣に考え、人間の精神とはどの様に発達するものかを一般に知られるようになると少しは違うかもしれない。

子どもの問題に悩み精神分析に来られ、子どもへの対応法を学び実践していくクライアン達が必ず言う。

「もっと早くに、せめて子どもを生む前に精神分析を知っておけばよかった」と。

私も同感である。

早ければ早いほどいいが、気付いたところからいくらでも出来る。

子どもとの間に信頼を築き、幸せへの道を歩んでいける。


     インテグレーター(精神分析家) 安朋一実

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