« ラカン精神科学研究所メールマガジン 第31号(2012年10月1日)発行のお知らせ | トップページ | 大阪 子育て相談室 日程のお知らせ(平成24年10月) »

2012年10月 3日 (水)

金谷氏今月のメッセージ (平成24年9月)

金谷氏今月のメッセージ (平成24年9月)
以下は分析家仲間の真理攫取(金谷)氏のHPにある今月のメッセージを私のブログで紹介しているものです。

テーマ「弘法大師の言葉」

 「弘法大師」即ち空海の事を言う。

空海と言う人は、921年に時の天皇醍醐天皇により諡号を賜ったもので、自ら名乗ったものではない。

精神分析(特にラカン理論)は、言葉で導き治療する。

言葉が悩み苦しみを造りだし、果ては病理まで産み出す。

又、それを造りだしたのが「言葉」であるならば、「言葉」で治せるはずである。

 人間は真実の言葉「真理に基づく言語」を持ったならば、至福の境地に至る。それを空海は気付き悟った。

だから彼の宗派は「真言宗」と言う。

分けても、自らの悟りを楽しみながら説く「密教」という絶対の真理を説いた「真言密教」であった。

人間は苦しむものではなく、楽しく生きるものであると説く。

それには真理の言語に出会い、そのものに額づく、そうすれば必然的に幸福になる。

空海はその事を一生懸命に説法して回った。

それ故にたくさんの言葉を残されている。


 ここでは本の一部しか伝えられませんが


1.己有(こう)を識(さと)らず、貧これに過ぎたるは莫(な)し、
  塵刹(じんぜつ)の海会(かいえ)は、即ち是れ我が宝なり。

これは、他の宗派の人々が小さな教えに執着して、己の中に真実の仏がいますことを知らない。

これに勝る貧しき事があろうか。

我々は、無量無敵の仏・菩薩と言う宝を内包しているのである。

私達は自分が生まれて来たのには理由があって、生きているからには何か役目がある。

それを知り、その者に成る事がこの世に生まれて来た天命である。


2.如何(いかん)ぞ己身(こしん)の膏肓(こうこう)を療せずして、輙爾(たやすく)他人の腫脚(はれあし)を發露(あらわ)す。


どうしてあなた自身の重病を治さないでいて、他人の足に出来た腫れ物のような病を、軽々に暴き立てるのか。

人は他人の事は良く見えて、良く解る、そのことが自らの能力だと思い込んでいる人達が多い。

自らの事は無視をして、他人の事をとやかく詮索する。

人は自力で治す事が出来ると知る事であり、他人には心から支援するのみである。


3.自心に迷うが故に、六道の波、鼓動し心源を悟る、故に一大の水澄静(ちょうじょう)なり

人は自分の心に迷いがあるとき、苦しみの世界を自らつくる。

仏道修行の目的は、心の正体を見つける事である。

心の実体を知れば、自然に心安らかな世界・心澄み渡る静かな世界に生きることが出来る。

迷い苦しみの根源は、自らの心の中に有る。

しかし、それはほとんど他者によって作られたものであり、自らには責任は無い、

しかもその根源を取り払うには、自らの力でやらなければならない。

という割に合わない、辛い現実がある。

だが、その答えが自らの心の中にあると気付いた時、安らかになる。


4.百歳八萬の法蔵を談論すとも三毒の賊、寧ろ調伏せんや。


空海は自らの中にそれを見出した。

仏教の祖・おしゃか様は「生きる事即ち苦である」と説かれたのは、

真理を知らずして生きるならば、苦の世界に陥ると、人々に教え伝えられた。

空海は密教を学んだ時悟られた。

仏の奥深い絶対の真理は、生きる事は苦ではない。

真理に平伏し、隷属するならば享楽の世界に至る。

「生きる事即ち楽である」と伝えようとした。

しかし、それを理解する人がいない事に失望し、「縁なき衆生は度し難き」と。

人の言葉を聞きいれないものは、救いようが無いと嘆かれた。

ラカンの精神分析理論は空海の言っている事と同じで、説き方が違うだけ。

ラカンは精神分析を受けいれて、精神を統合すれば、享楽に至ると言っている。

空海は「即身成仏」死んで仏になるのではなく、生きている今仏になる事と。

つまり悟りの境地=享楽の世界に行くと言う事である。。


                   拈湧 笑界・ねんゆ しょうかい
http://www.k5.dion.ne.jp/~kanaya/index.htm金谷精神療法研究所

http://lacan-msl.com/contents.html ラカン精神科学研究所のホームページもご覧ください

« ラカン精神科学研究所メールマガジン 第31号(2012年10月1日)発行のお知らせ | トップページ | 大阪 子育て相談室 日程のお知らせ(平成24年10月) »

心と体」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 金谷氏今月のメッセージ (平成24年9月):

« ラカン精神科学研究所メールマガジン 第31号(2012年10月1日)発行のお知らせ | トップページ | 大阪 子育て相談室 日程のお知らせ(平成24年10月) »

2019年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

最近のトラックバック

無料ブログはココログ