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2012年10月26日 (金)

分析家の独り言 449(虐待を止める:傷害致死:10カ月の長女に暴行事件より)

親による子どもへの虐待のニュースの多さに驚く。
最近も、三重県四日市市で母親が生後10カ月の女児を殴るなどし死亡させた事件があった。
母親である岩井容疑者は愛華ちゃんが泣きやまないことに腹を立て10月上旬、数回殴るなどし、同6日に死亡させた、という事件。
赤ちゃんはまだ言葉を持たず、どうして欲しいか、何かを訴える手段は泣くということしかない。
母親は、赤ちゃんが泣き止まないと自分の養育脳力を否定されたように思う。
もともと自分に自信がなかったり、肯定感を持てない母親は、子どもにまで無能であると言われたと感じ腹を立てる。
自分を非難し拒否し責められているように感じる。
自分を非難し拒否され攻撃されたと感じる母親は、やられっぱなしでは気がおさまらず、無力な子どもを殴るなどし虐待する。
赤やんは母親を、無能だと言っているのでも、非難しているのでも、拒否しているのでも、責めているのでもない。
自分では何も出来ない赤ちゃんは、ただ適切に世話して欲しい。
関心を向け、不快を快にして欲しい。
赤ちゃんの泣くという行為に、母親がどう意味を付けるか。
泣かれても、我が子を愛おしいと思い、世話し続けられるか。
泣き止まなければ、泣き止むまで抱っこし続ける母親の子どもへの愛情が必要となる。
そしてその母親を支えサポートするのが夫であり子どもの父の役目である。
当然、夫婦仲は良好であることが望まれる。
自分の子育てを振り返って、当時まだ精神分析を知らなかった私は、子どもに泣かれると、虐待するお母さんの気持ちがわかると思った。
手のかかる小さな命を奪うことはなかったが、決して心穏やかな優しい母ではなかった。
気がついて「オールNG」の子育てから「オールOK」子育て法へ切り替えたのは、子どもが9歳と6歳だったろうか。
「オールOK」子育て法に切り替えても、すぐには上手く出来ず、苦悩の日々が続いた。
だからこそ、こういった事件が起きるたびに、尊い命が消える前に我々インテグレーターのもとに相談に来てくれれば、止めることが出来たのにと口惜しく思う。
      インテグレーター(精神分析家) 安朋一実
http://lacan-msl.com/contents.html ラカン精神科学研究所のホームページ
http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法のページ
http://indoor.lacan-msl.com/ 不登校・ひきこもりに悩む方々へのページ
http://lacan-msl.com/hikou/ 非行・家庭内暴力に悩む方々へのページ
http://lacan-msl.com/mailmaga/ メルマガ:子育て相談室便り

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