分析家の独り言 460(オールOK )
『オールOK 』 を個人分析や、理論、子育て相談室で学び、クライアントは実践していく。
周りのお母さん達からは、「そんなことしていたら、自立できない子になる」とか、
「そんなにいうことを聞いていたら、我がままになる」、「放り出せばいい」などと言われる。
周りのお母たちは『オールOK 』 の意味を知らず、ただ非難してくる。
どんどん周りと話が合わなくなる。
中には、「オールOK するのを止めてくれと言われることもある」と聞く。
親や家族、夫でさえ反対することがある。
そんな中で、一人『オールOK 』 していくのは大変である。
それでも自分は 『オールOK 』 すると決めてやっていくクライアント達がいる。
やり続けていくと、必ず子どもの変化がみられる。
家から出なかった子が外出したり、部屋を片付けたり、アルバイトを始めたり、
学校に行くようになったりする。
突然動き出し、「あれっ」と思う。
非行から脱し、立派に仕事をし自分の家庭を持った息子を見て、
「どうしたらあんな良い息子になるのか」と聞かれたり、
先生から「お宅の子どもさんは他の子どもさんと違う」
「どのように育てたのか」と聞かれるという。
『オールOK 』 し続けるうちに、目には見えなくても確実に子どもの心を育てている。
個人分析は基本であるが、分析理論講座や子育て相談室はクライアント同士の交流や
情報交換によって刺激を受ける。
そういう場になっていると思う。
どういった根拠を基に、どう考え、子どもに対応するかによって結果も変る。
私達は精神分析という学問を基に、精神の科学として人の心をみています。
インテグレーター(精神分析家) 安朋一実
http://lacan-msl.com/ ラカン精神科学研究所のホームページ
http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法
http://archive.mag2.com/0001106260/index.htmlラカン精神科学研究所メールマガジン
« ラカン精神科学研究所メールマガジン 第42号(2013年9月1日)発行のお知らせ | トップページ | 滋賀分析理論講座日程のお知らせ(平成25年9月12日) »
「子育て」カテゴリの記事
- ラカン精神科学研究所メールマガジン 第114号(2019年9月1日)発行のお知らせ(2019.09.01)
- ラカン精神科学研究所『子育て相談室』(2019.4月)(2019.04.06)
- ラカン精神科学研究所メールマガジン 第108号(2019年3月1日)発行のお知らせ(2019.03.01)
- ラカン精神科学研究所メールマガジン 第102号(2018年9月1日)発行のお知らせ(2018.09.02)
- ラカン精神科学研究所メールマガジン 第95号(2018年2月1日)発行のお知らせ(2018.02.04)
« ラカン精神科学研究所メールマガジン 第42号(2013年9月1日)発行のお知らせ | トップページ | 滋賀分析理論講座日程のお知らせ(平成25年9月12日) »
コメント