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2013年9月11日 (水)

分析家の独り言462(マイナスの連鎖を断ち切る)

昔、自分にも覚えがある。
子どもを自分の良いと思う方向に動かしたくて命令指示し、
言うことをきかなければ、感情的に一方的に怒る。
言葉で攻撃し、威嚇し、手が出たり、外に放り出すということまでする。
子どもにすれば、それら自分の命に関わるほどの恐怖ともなりかねない。
怒りにまかせて外に放り出しても、親はいずれ家に入れてやるのだからと思っている。
しかし、子どもには親の考えていることなどわからない。
自活出来ない子どもには、「死ね」と言われたに等しく感じられ、
見捨てられ体験となる。
日常的に、子どもの意向を聞かず細々と支持したり、貶したり、否定・拒否すれば、
子どもから笑顔や明るさという子どもらしさは消えていき、萎縮していくだろう。
友達や人の中に入ることを恐れ、引っ込み思案にもなる。
それをまた、「何故友達の中に入っていかないのか」と批難される、という悪循環が起きる。
子どもが小さければ小さいほど、親との圧倒的な力や言語能力がある。
その中で、親に自分の意志を伝えたり、反抗することは難しい。
子どものために良かれと思っての言動も、よくよく考えれば親の勝手な想いではなかったか。
自分の思い通りにならない子どもに腹を立てていたのではないか。
そうして育った子どもが思春期になって、親に反抗したり、
物を投げたり、親を振り回したり、ひきこもったりする。
客観的に見ればその行為は当然である。
小さい頃、いわれなく理不尽な目にあったのだから、どこかで解消しなければいられない。
だから、思春期(中学生くらい)からこういった子どもの言動が出ることは正常である。
遅れて後になるほど、厄介となる。
しかし、親は昔自分が子どもにした言動を忘れて嘆く。
他の家の子どもは親に反抗せず、塾へ行き勉強も頑張っている。
何故、我が子はこんなに荒れるのか、ひきこもるのかと。
原因があっての結果である。
親が自分を振り返り、間違いを認め正してくことで子どもは救われる。
そして親自身もまた育つ過程で傷ついている。
傷ついた親が無意識にまた子ども傷つけてしまう。
この連鎖を止めない限り、悲劇は繰り返される。
精神分析はこの連鎖を断ち切る。
嘆きながら、葛藤しながらも断ち切ろうとするお母さん方を支えて、
子ども達の活き活きとした姿を見たい。
      インテグレーター(精神分析家) 安朋一実
http://lacan-msl.com/ ラカン精神科学研究所のホームページ
http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法のページ

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