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2013年10月21日 (月)

分析家の独り言 469(愛着)

育児に一番大事であり必要なことは、母親からの子どもへの愛着・愛情です。
ですからまず母親が子どもに愛着行動を示すことです。
それに応えるかのように子どもは母親にしがみつき、まとわりついてきます。
これが子どもの愛着行動です。
しかしそもそも母親自身が“愛着“を知らなければ、
子どもにベタベタくっつかれまとわりつかれると、
「あっちへ行きなさい」、「くっつかないで」と排除します。
子どもは母に邪魔にされ跳ね除けられ、くっつきたいのにくっつけません。
これでは子どもの愛着行動をひきだすどころか、「くっつくな」、
「愛着するな」といっているのと同じです。
このように排除されることが繰り返されるうち、子どもはくっつくことは=排除されることだと学習します。
結果、人に近づけない、頼れないで孤独に生きるようになるでしょう。
子どもはお母さんの様子をよく見ていますから、仕事で忙しいお母さんにもくつっついていけません。
母親が子どもに愛着を示し、その愛着行動を続けて初めて定着します。
それには三年かかります。
刺激によって人は知能と肉体が発達します。
よく寝るからと寝っぱなしに慣れた子は、刺激が少なく発達が遅れます。
子どもに与える刺激とは、母の好奇心と子どもへの関心です。
母親のマンネリと抑うつ的態度(無気力、無感動)は子どもを刺激しません。
楽しいハプニングがおこるような家庭、ここには父の協力も要ります。
そしてハプニングをおこせる融通性があることが大事です。
融通性がないと、一定の決まりきったパターンを繰り返し,
子どもに行動パターンを読まれてしまいます。
すると、「お母さんならそう言うと思った」、「そうすると思った」と、
先回りして子どもに言われます。
分裂症的な突拍子もないことや、予測もつかない何の関連もないようなことではなく、
適度に予想外の楽しいハプニングであることです。
わずかなことでも積み重ねていくと、学習になり定着していきます。
愛着をつくるために必要なことは、“ まなざし ”、“ 声 ”、“ スキンシップ ”です。
子どもを育てるお母さんにが愛着を知らなければ、子どもとの愛着を築くことは難しいことです。
それは自分自身が母親からいかに愛着を向けられたかによります。
無いものは知りようがなく、つくりようもない無いのですが、
分析で自分を知り、分析者との関係で愛着を体験し、更に分析理論を学ぶことで出来ます。
あるクライアントから、「先生(分析家)に愛着を学んでいたんだなぁと実感です」というメールをもらいました。
この愛着を子育てにまた活かしていくことです。
無から有を生み出す精神分析の素晴らしさを感じます。
10月24日、分析理論講座で話すテーマは、
-母性- 子どもに必要な養育、母性欠損による影響です。
以上のような内容をこの日の講座でお話します。
    インテグレーター  安朋一実
http://lacan-msl.com/ ラカン精神科学研究所のホームページ
http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法
http://archive.mag2.com/0001106260/index.htmlラカン精神科学研究所メールマガジン

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