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2013年10月25日 (金)

分析家の独り言 471(夫婦共謀)

-10月26日、インテグレーター養成講座 (夫婦共謀Ⅰ:共謀関係)に寄せて-
「共謀」というと、二人以上の人間が、共同で何か悪いことを企むいわゆる犯罪の場合に使われますが、
ここでいう「夫婦共謀」とは、夫婦が互いの無意識を演じ合うことをいいます。
人間には無意識があり、「~したいが、~出来ない」があります。
例えば、パートナーとしての組み合わせは、せっかちとのんびりな人であったり、
自立した人と頼る人、目立ちたい人と地味な人、おしゃべりと無口というように、
正反対のものがあります。
無意識に相反するものがある者同士しか、共謀し合えないし、結びつきません。
自分が無意識に抑圧したものを 相手によって表に表された状態になります。
互いが相手を利用して、自分の無意識にある目的を達成しようとすることを共謀といいます。
その夫婦には、相手が全く自分とは逆であるように見えます。
しかし、それは同じものを極端にしただけで、そのバリエーションにすぎません。
自分の性格とは逆だと思うことが、既に無意識的に共演し、共謀が始まっているのです。
抑圧したものを相手に投影するため、相手がとても素敵に見えます。
自立した人には、よくあんなに人に頼れるなと相手に魅力を感じます。
それは自分が本当はしたいことであり、
自分は人に頼れないからしっかりしていることを無意識に知っています。
頼る人は、自分がしっかり自立することが出来ず抑圧しているので、
よくあんなに自立できるなと相手に憧れます。
こうして投影しあうため、互いの無意識が共通していなければ二人が出会うことはありません。
共謀にはテーマがあり、自分の精神の発達度合いによって決まります。
自己愛的共謀、口愛的共謀、肛門-サディズム的共謀、男根-エディプス的共謀の四つがあります。
それぞれ特徴があり、テーマがあります。
この四つの共謀と、共謀の行き詰まり、夫婦の治療を5回に渡って解説します。
共謀理論の1回目が共謀関係です。
       インテグレーター  安朋一実
http://lacan-msl.com/ ラカン精神科学研究所のホームページ
http://archive.mag2.com/0001106260/index.htmlラカン精神科学研究所メールマガジン

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