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2013年12月27日 (金)

分析家の独り言 492(黙って子どもの要求に応える 『 沈黙の力 』、それは神 )

前回の分析家の独り言491http://lacan-msl.com/diary3/2013/12/-491.htmlで、
母親は子どもの言うことをきいて振り回されますが、母親自身の言葉を失うわけではなく、
反対に黙って子どもの言うことをきくことで、親は得るものがあると言いました。
その得るものとは、『 沈黙の力 』 です。
沈黙とは、神、自然に値します。
雨は黙って自然に降る、雪は黙って深々と降り積もる。
座禅は黙ってじっと座る。
しかし、人間は黙っていられないで、何か言いたくなります。
黙って子どもの要求に応えることを、 『 沈黙の行 』 といいますが、
それをするのが育ての中で子どもの召使い家政婦になる時です。
子どもの要求に、「自分でやりなさい」、「手が、足があるんでしょう」、
「そんなに我がままを言うんじゃない」と言ったのでは、コミュニケーションになっていません。
子どもにとっての最初の対象である母と、正しい言葉を覚えコミュニケーションを学べなければ、
その後の人生においても、人とコミュニケーションすることは難しくなります。
意志の疎通がはかれず、対人関係において大事な理解や共感などもできません。
子どもを育てるとは、一つには言葉の力を教えることです。
そのためには沈黙出来るかどうかが、養育者(母親)の課題です。
お母さんの口を止め黙って、子どもの言うことをよく聴くようにしてもらいます。
そして子どもに言われた通り、言われたことだけを敏速的確に対応します。
この対応をすれば、子どもは健全に成長します。
妊娠中から分析を受けたクライアントの子どもさんは、
生後18ヶ月になると言葉が文章になりました。
クライアント自身は、我が子のようには育てられませんでした。
母親は仕事を持ち忙しかったので、放っておかれた人です。
だから我が子を通して自分を育て直したかった。
そしてどこもまでも子どものためにと、沈黙の行をし世話し続け、見事に育て直しました。
この神様とでもいうべき母に対応された子どもは仕合せです。
18ヶ月からの肛門期は、言葉と自我の力、身体的発達が基礎となって成長し成熟する時期です。
まずここでしっかり対応し育てておかないと、肛門期の特徴である
固執と保持、破壊と喪失という性格構造の枠組みだけをつくってしまいます。
それが後に思春期で問い直され、更にはパートナー選びに大きく影響します。
その子の一生に関わるのです。
コミュニケーションが愛着をつくり、更に親密さ、絆をつくります。
このコミュニケーション能力があれば、どんな状況でも人とつながり生きていけるでしょう。
            インテグレーター(精神分析家) 安朋一実
http://lacan-msl.com/ラカン精神科学研究所のホームページ
http://mama.lacan-msl.com/オールOK!子育て法
http://archive.mag2.com/0001106260/index.htmlラカン精神科学研究所メールマガジン

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