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2014年1月30日 (木)

分析家の独り言 502( 『オールOK』をする理由)

-1月30日、分析理論講座 ( 超自我-)に寄せて-
フロイトのいう自我の三審級、エス、自我、超自我。
初めに我々にあったのはエスです。
胃が空っぽになりその不快感から泣き、母に授乳してもらい安らかに眠る。
快感原則(心地好いものに向い満たそうとする)に従った乳児の時代です。
母親に適切に世話され愛されることで、子どもに良い自我が出来ていきます。
反対に不適切な世話であると、悪い自我が増えていきます。
母に怒られる自分(子ども)は、悪い自分だとなります。
エスの次に自我が出来てきました。
自我はエスのいうことを聞いて現実に合うように変換し、エスの欲望が上手く実現できるように調整し働きます。
子どもは心身の成長とともに、現実原則に従い生きることも求められます。
これまでのように、心地好いことだけを求めてはいられず、幼児であっても現実に合わせることが求められます。
他人の物を自分の勝手でとっていけません。
現実から多大な情報が入り、欲望を満たしたい一方で、現実原則に合わせてなければならない。
エスの欲求だけに従っていはいられず、して良い事と悪い事があることを知っていきます。
それは外にあった親の禁止が、子ども超自我として取り入れられ学んでいきます。
超自我とは元々私達の中にあったものではなく、外から取り入れたものです。
子どもに「オールOK」するのは、超自我が発達する以前の段階の欠損で、良い自我をつくるためです。
適切に世話する良い母による良い自我であれば、外界に向かって関心を持ち積極的に関わります。
そうして子どもなりにいろんな経験をして学習し、自我は多様性を持ち強くつくられていきます。
しかし不適切な悪い母による悪い自我では、破壊的であったり弱い自我となります。
『オールOK』することによて、悪い自我が増えたのを、相対的に良い自我を増やします。
攻撃的であっり脆い自我に、更に親の禁止が加わったのでは子どもの自我は潰れてしまいます。
反抗し「イヤだ」ということも出来ず、悪い自分に自信も肯定感も持てず、ただ親の顔色を見て自分を殺し合わせるだけになります。
これを一般に「いい子」と言っています。
親にとって扱いやすい子ということです。
こういう子どもは、元気ががなく子どもらしくありません。
もしくは乱暴でいつもイライラし落ちつきがありません。
ですから 『オールOK』をして、まず子どもが自分の欲望を知り出すことを学びます。
出すことを最初から抑えてしまうのではなく、出すことを学んだ後にそれを抑えることを学ぶのです。
『オールOK』していくと、子どもは自分からこれくらいにいておこうと要求を下げてきます。
そうなってから行き過ぎたものについては、「それはこうしようね」と言うくらいで子どもは納得します。
自分で自分を抑制しコントロールし自己管理出来ることを精神分析は目指します。
そのための 『オールOK』ですから、我がままになるということはありません。
            インテグレーター(精神分析家) 登張豊実
『オールOK』について詳しくは、http://mama.lacan-msl.com/オールOK!子育て法をご覧下さい。
http://lacan-msl.com/ラカン精神科学研究所のホームページ
http://archive.mag2.com/0001106260/index.htmlラカン精神科学研究所メールマガジン

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