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2014年2月17日 (月)

分析家の独り言 510(私が私であること)

私,『自我』 と私でない他者,『非我』 を分ける境界を 『自我境界』 と言います。
また自我自体が脆弱であれば、自分と他者の区別がつかず、「私は私」といえません。
私以外の外側の他者を「私ではない」といえる壁が自我境界で、
それは自分が外に漏れ出さないように、自分を保っています。
自我境界が脆弱であると、簡単に外から侵入されてしまいます。
自分というものをしっかり持っていないために、人の意見に流されたり、
「No」、「嫌だ」と言えず、他者に自分を乗っ取られ、好きなように操られてしまいます。
「Yes」は言いやすいのですが、「No」は言いにくものです。
それはいい人と思われたい、「No」と言うと嫌われるのではないかと恐れたり、
自分が人に何かを言って、「No」と言われるが恐い等々、
結局、自分が傷つくことが恐くそれを避けたいということがあるでしょう。
自我と自我境界が脆弱であるほど、この恐れは大きくなります。
些細な事で傷つき、回復にも時間がかかり、外との接触を避けるようになリます。
「私は私」といえるのは、私への自信があるからです。
私の考え、私の感覚・知覚は私独自のもので、他者のそれとは違います。
それが個性といわれるものです。
個としての私を大切にされること、つまり尊重されることが非常に大切なことです。
私も子どもの頃、外の人にも親にも「No」が言えませんでした。
一番身近な親に言えないのですから、友達や社会の中で言えるはずもありません。
いつも自信がなく、人に流されて生きていました。
残念ながら尊重とはとても程遠い所に居ました。
子どもたちも叫んでいます。
「私を大切にして」、「尊重して」と。
「イヤ」を言えることはとても良いことです。
精神分析を知らなければ、尊重の意味を知らずに終わっていました。
「私は私」、「あなたはあなた」と自他ともに尊重しあい、人と交流することを知りました。
          インテグレーター(精神分析家) 登張豊実
http://lacan-msl.com/ ラカン精神科学研究所のホームページ
http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法のページ
http://archive.mag2.com/0001106260/index.html ラカン精神科学研究所メールマガジン

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