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2014年3月 2日 (日)

分析家の独り言 513(個と社会の交錯する家族)

家族には、家族を構成する家族メンバーである一人一人の尊重と、
集団で共に暮らす上での少社会という二つの視点があります。
家の構造を、核家族夫婦とその子ども二人で考えた場合、
夫婦の寝室と、子どもそれぞれの個室があり、
しっかりとパーソナルな自分の空間が確保されていることが大事です。
思春期になれば子どもにそれぞれの個室を与えることです。
そこには親は子どもの許可無く入らないことです。
子供部屋が散らかっているからと、子ども居ない間に勝手に入って
掃除をするお母さんがいますが、それは絶対にしないことです。
個が守られる一方で、家族とは社会に出て行く前段階としての小集団・小社会ですから、
その集団では多少個としての自分は抑制することも学習しなければなりません。
個人としての自由と、集団に合わせ適応することの二つを学習する場が家族です。
程よくこの二つの面があると健全な家族となりますが、まず個人の尊重がないことが多いでしょう。
それぞれが対等な関係ではないために、親の意見で子どもは動かなければならないと、
子どもは不満を持ち、集団としての家族を楽しいものとして味わうことはできなくなります。
自分だけの世界(個室)でリラックスする、個人の楽しみと、
家族の中で和気あいあいと団欒し集団としての楽しさを味わうこと。
この二つの楽しみがあるのが、正常な家族です。
こうして家族とは、個と社会が交錯する場であり、それらを学習する場であります。
理論で正常な家族を知り、自分の経験した家族との違いにガッカリし複雑な想いがありました。
仕事上、クライアントの家族についても話を聞きます。
何もしなけれ避けような無い無意識の連鎖を止めて、心身共に健康な人となり、
その人達は作る個と社会が程よく交錯し学習される家族がより多く出来ることを願います。
     -3月1日、インテグレーター養成講座 家族Ⅰ 《家族システム》より-
         インテグレーター(精神分析家) 登張豊実
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