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2014年3月29日 (土)

分析家の独り言 524(家族:新婚期の過ごし方)

-4月12日、インテグレーター養成講座2 ( 家族Ⅱ 1.新婚期 )に寄せて-
それぞれ違った家族・環境の中で育った男女が、共に生活を始める結婚生活に入ります。
この結婚してから第一子が産まれるまでの時期が『新婚期』です。
生活スタイル、習慣、価値観など全てが違う二人が歩調を合わせ、新しい自分たちの家族を作ります。
それにはまずそれぞれが育った家族から心理的、経済的、空間的に自立していることです。
いつまでも互いの実家の影響を受けていたのでは、
夫婦となった二人の関係を築くことができません。
そういう意味では、互いが生まれ育った家族(これを定位家族という)との関係を切らなければ、
新しいパートナーと親密さや愛着、信頼を築くことは難しくなります。
そうすると住宅環境も大切で、どちらかの親との同居は、実家からの自立がとても難しいことです。
結婚後夫の家に入る同居の場合、新婚夫婦の部屋に姑などが勝手に入るという話も聞きます。
これではまずプライバシーも守られません。
夫婦が親密さをつくるには、二人の一致点を探すこと、
それによって互いを身近に感じ合うことができます。
二人が時間を共有し、共に生き、共に感じる、この共有、共生、共感は、
子ども時代にまず母と過ごす中で大事なことでした。
子どもに時代に学習したことが、今度は相手と場を替えて
結婚生活の中で新たに再度経験・学習し関係をつくっていくことになります。
子ども時代に学習したことが土台となるため、
やはり人は最初の対象である母とそして父とどういった関係を結んだかが大切です。
共生一つを考えても、共生とはただ一緒に居るだけ喜びや安心を感じられるということです。
更に会話によって互いの意志の疎通をはかり、理解を深めていきます。
その会話のための言葉の辞書、つまり意味が同じではないので、
二人の辞書を統一していく必要があります。
同じ日本語を話していますが、意味が同一であるとは限りません。
違った意味でありながら会話をしてわかった気になっていることがとても多いのです。
そのため誤解が生じます。
よく喧嘩の際に「そういう意味で言ったんじゃない」というフレーズが聞かれます。
二人だけの生活で親密さをつくり、スムーズな会話が出来るようになるために三年が必要です。
この三年間はまだ子どもをつくらず二人だけの甘い生活を送ることです。
これがハニームーン( 「honey」は「蜜」、「moon」は「月」)で蜜月期ということです。
三年の時間を要して互いの一致点を探し、共生による喜びと一緒に居るだけでホッとする、
そして会話を楽しみ互いをより理解する関係をつくり育てていくことです。
実際には結婚について深く考えることなく、また知らずに結婚生活に入っていることが多いと思われます。
私も分析で理論を学ぶまで知りませんでした。
知っていればまた違っていたこともあったでしょうが、
遅ればせながらも、知れたことは良かったと思います。
          インテグレーター(精神分析家) 登張豊実
http://lacan-msl.com/ ラカン精神科学研究所のホームページ
http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法
http://archive.mag2.com/0001106260/index.htmlラカン精神科学研究所メールマガジン

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