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2014年4月 6日 (日)

分析家の独り言 526(育児期を支える夫)

-4月12日、インテグレーター養成講座2 ( 家族Ⅱ 1,新婚j期 )に寄せて-   No,3
新婚期、二人だけの甘い生活を三年間過ごし、
第一子が生まれ末っ子が小学校入学までの時期を育児期といいます。
育児期になると、それまでの夫婦二人の間に子どもが入って来ることになります。
すると夫婦として夫と妻の機能が、父と母の機能に変わります。
妻は育児に専念し、夫はある意味子どもに妻を独占されてしまいます。
夫婦としての時間が非常に減るため、夫は一人外れ疎外感を感じます。
この夫の疎外感を最小限にするのが、新婚期に夫婦二人で過ごし培った
親密性、同調性、献身性、情熱です。
これらがベースとして支えになって、二人だけの時間は短くても疎外感を埋め合わせることが出来ます。
ところが新婚期にこのベースがつくられていなければ、
夫の疎外感を埋め合わすために多くの時間を要し育児に障害を及ぼします。
夫は妻や子どもを支援するどころか、イライラし当たり散らし、育児の妨害者になってしまいます。
妻にすれば、「いっそあなた(夫)が居ない方がましだ」となります。
一人の子どもでも大変なのに、二人、三人の子どもを育てられるでしょうか。
妻は夫に育児を妨害されていると感じるので、子どもを犠牲的精神で育てます。
「夫に妨害されても私はこんなに頑張って子どもを育てている」、
「なんて私は可哀想なんだろう、でもこんなに頑張っている私はなんて健気なんだろう」となり、
それを支えに子どもを育てていきます。
この犠牲的精神で子どもを育てた母は、知らず知らず子どもに恩をきせてしまいます。
夫の妨害を受けながらもこんなに頑張って子ども達を育ててあげたのだからと、後に見返りを要求します。
それは例えば、親から巣立たないような離れていかないような子どもに育て、
いつまでも親の側に置こうするなどです。
親自身が子ども時代にその親から献身的に育てられ、更に新婚期にも献身性を学習しておけば、
子どもに恩を着せることなく、自立し巣立っていくことに喜びを感じ、
子どもの足を引っ張ることなど全くありません。
子どもに与えるだけで見返りを求めないため、子どもは自由に自分の行きたい所へ出ていけます。
しかし、恩を着せられた子どもは自立し親から離れていくことが親を見捨てることになり、
後ろめたさや罪意識を感じてしまいます。
これでは子どもの可能性をつんでしまっています。
これらは無意識におこなわれるので、断ち切るのは難しいことです。
この無意識の構造に気づき、本来夫婦とは、親子とは、家族とはどうあるのものなのかを、
私も結婚する前に知りたかったと思います。
          インテグレーター(精神分析家) 登張豊実
http://lacan-msl.com/ ラカン精神科学研究所のホームページ
http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法
http://archive.mag2.com/0001106260/index.htmlラカン精神科学研究所メールマガジン

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