« 分析家の独り言 526(育児期を支える夫) | トップページ | 大阪出張セラピーのお知らせ(平成26年4月12日) »

2014年4月 7日 (月)

分析家の独り言 527(夫婦関係において男であることと女であること)

-4月12日、インテグレーター養成講座2 ( 家族Ⅱ 2,新育児期 )に寄せて-   No,4
女性は育児に専念する母親であると同時に、夫婦関係でいえば妻でもあります。
ところがどうしても育児に専念してしまうと、女性であることが蔑ろになってしまいます。
女性であること(女性性)と母であること(母性)は違います。
育児に専念している中で、自分が女性であることを取り戻せるのは、夫という男性と対面した時です。
ところが子どもができると、夫は近親相姦的に妻を「お母さん」または「ママ」と呼び、
妻は夫を「お父さん」または「パパ」と呼ぶようになります。
子どもが居る親子三者、四者関係の中で、互いを「お父さん」「お母さん」と呼び合うのはいいのですが、
夫婦二人の関係で「お父さん」「お母さん」と呼ぶのはおかしなことです。
夫婦関係では夫はあくまで一人男性ですから、男性としての呼称で呼ぶことです。
妻もまた、一人の女性としての呼称で呼ばれるないで、
「お母さん」「ママ」などと呼ばれたのでは、女性になれません。
これでは、女性の部分は蔑ろにされ忘れ去られ、母親としての機能や、
制度として嫁、戸籍上の妻というものでしか生きられません。
言葉に無意識が表れます。
互いの呼び方が「お父さん」「お母さん」であるということは、大人の男女が夫婦となったとは言い難く、
それぞれの親との関係を子ども時代のまま引きずって、結婚という形式に入っただけです。
子どもの誕生と共に、夫も妻も新たな局面に出会います。
新たな局面に夫婦互いの関係やシステムを変換し、柔軟に対応する能力が求められます。
それが家族の危機であると同時に、ここをどう乗り越えるかチャンスでもあります。
親の加齢と子どもの成長に従って、家族は発達し変容していきます。
それをいつまでも親だといって成人した子どもを子ども扱いし、
子どももいつまでも精神的に子どもの位置から親の言うことをきいていないか、
まず自分の親子関係を見なおしてみるのもいいでしょう。
そして夫婦互いの呼び方も見なおしてみてはどうでしょう。
           インテグレーター(精神分析家) 登張豊実
http://lacan-msl.com/ ラカン精神科学研究所のホームページ
http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法
http://archive.mag2.com/0001106260/index.htmlラカン精神科学研究所メールマガジン

« 分析家の独り言 526(育児期を支える夫) | トップページ | 大阪出張セラピーのお知らせ(平成26年4月12日) »

家族」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« 分析家の独り言 526(育児期を支える夫) | トップページ | 大阪出張セラピーのお知らせ(平成26年4月12日) »

2019年7月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

最近のトラックバック

無料ブログはココログ