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2014年4月22日 (火)

分析家の独り言 533(威嚇と暴力で縛られる)

-4月23日、インテグレーター養成講座1 ( 自己防衛 1,心的外傷 )に寄せて-   No.3
家庭内での暴力・威嚇は子どもを無力化し、全ての人間関係から切り離します。
親の暴力、威嚇に子どもは太刀打ち出来ず、恐怖と苦痛を味わうだけで親になされるままです。
反抗でもすれば更にひどい目に合うことはわかっているので服従し耐えるしかありません。
子どもにとって最初の対象である母、そして父と信頼や安心、親密さや愛着を学べないのに、
他者とそれらを経験することも出来ません。
暴力もその手段として有効ですが、威嚇によっても子どものを支配することが出来ます。
親は自分がしていることが虐待だとは気付かずに、この威嚇を使います。
あからさまに「叩くぞ」と言ったり、叩く真似をして腕を振り上げ睨むこともそうですが、
例えば、子どもがお店で「何か買って欲しい」と言った時、親が「買わない」
「そんなに我がままを言うのなら勝手にしなさい」とその子を置いて
その場からさっさと離れていく光景を目にします。
子どもは泣きながら親の後を追います。
これでは子どもは言うことを聞かざるを得ません。
子どもは親の言うことを聞かなければ、見捨てられると学習します。
まだ自活出来ない子どもにとって親に見捨てられることは死と同じ意味です。
このように子どもにとって恐いのは、親に見捨てられる不安です。
言うことを聞かなければ見捨てられ、放っておかれ、その先には死が見えたなら、
子どもは親の言う通りにせざるを得ないのです。
この時が精神的死です。
これで親に逆らわない大人しく扱いやすい子になっていきます。
もう一つ、自分自身が暴力や威嚇をされるのと同じ効果があるのは、
兄弟がそれをされているのを見ることです。
兄弟が叩かれているのを見た子どもは脅え、親の言うことをよくききます。
親がそれを見せることで、「お前も逆らうとこうなるぞ」「嫌なら言うことをきけよ」と
言っているのと同じです。
その子はどうしたら叩かれないか怒られないかを考え、その要領を覚えます。
どちらにしても不幸で哀しいことです。
だから 『 オールOK、敏速かつ的確 』 に子どもに対応することで、
子どもは自分を曲げて親に合わせたりせず、自分をそのまま表出し受け入れられ、
子どもの心身を健全に育てることになります。
          インテグレーター(精神分析家) 登張豊実
http://lacan-msl.com/ ラカン精神科学研究所のホームページ
http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法
http://archive.mag2.com/0001106260/index.htmlラカン精神科学研究所メールマガジン

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