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2014年5月 6日 (火)

分析家の独り言 538(自己決定能力と自己責任)

精神分析が目指すのは、自己決定能力をつけることです。
自分で物事を判断し、決めること。
自我脆弱であったり未熟であれば、自分で決めることが出来ません。
あっているのか間違っているのか、良いか悪いか判断出来ず、決定出来ないのです。
そうすると、いつまでも未決のままでいたり、人に判断を仰いだり、
占いに頼ることになります。
自分の人生における大事なことを、占いでみてもらったという話もよく聞きます。
これでは依存的で自立性が持てません。
自分の事を決めるのは自分です。
自己決定するためにはもう一つ、自己責任能力があるかです。
決めたことの結果を自分で引き受ける能力がなければ、人は自己決定しません。
人のせいにします。
「誰々がこう言ったから」といつも責任逃れをします。
誰かのせいにしたい気持ちがある限り、自己決定はしないし出来ないのです。
自己決定するということは、誰にも責任を押し付けられません。
親が子どもの進む道にレールを引いて、その上を歩かせようとするのは、
子どもの自己責任と自己決定の能力を奪っていることになります。
子どもは自分で考え決めたことは、例え結果が思わしくなくても親や他人のせいにしません。
そこには自分が100%関わり、自分の意志で決めたからです。
人のせいにしていては、自分の成長はありません。
無力感・空虚感がつきまとい、価値観や言うことがコロコロ変わります。
充実感とは、自分の足でしっかり歩くことです。
決定するとは、その他のことを捨てることでもあります。
勇気のいることです。
自己責任と自己決定能力を持った真の大人で在りたいものです。
          インテグレーター(精神分析家) 登張豊実
http://lacan-msl.com/ ラカン精神科学研究所のホームページ
http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法
http://archive.mag2.com/0001106260/index.htmlラカン精神科学研究所メールマガジン

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