« 分析家の独り言 540(シニフィアン;意味はつくられていく) | トップページ | 滋賀インテグレーター養成講座Ⅰ開講日程のお知らせ(平成26年5月24日) »

2014年5月12日 (月)

分析家の独り言 541(子どもを通して自分を知る)

人は子どもを通して自分の歴史を見ます。
我が子を通して自分はどのようにして生まれ、どのようにして育てられたのかを。
私達は胎教は勿論、0~3歳くらいの間の記憶はほぼありません。
その後の子ども時代も曖昧な記憶になっています。
これを知るためには、子どもを生むことです。
そして、この子どもを外から眺めることが唯一自分を知る方法です。
人は自分を知りたいという強い欲求のもとに子どもを生みます。
そうすると、子どもを生むか生まないかを決めるのは、
自分の歴史を見たいか見たくないかというこになります。
自分の歴史とはドラマに例えられ、いろいろなドラマがあります。
自分のドラマがもう一度見たいドラマ、つまり仕合せで楽しいものであれば子どもを生みます。
見たくはないけれども、それでも自分を知りたければ生みます。
または自分の歴史のマイナスを抑圧して、気付かなければこの場合も生みます。
しかし、自分のドラマが危険であったり、恐い、苦しい、哀しいものであったなら、
もう見たくはないので子どもは生みません。
そこには自分と同じ悲劇を繰り返したくないという決意のようなものを感じます。
ある意味賢明な判断といえます。
私自身を振り返って、子どもを生む前に精神発達論はじめ精神分析理論を知っていたなら、
子どもを生む意味を考え、自分が母親になるにふさわしい資質を持っているかを熟考したと思います。
あまりにも無知なまま、あまりにも軽率に母親になることを選択してしまい、
精神分析によって救われましたが、娘たちには申し訳なく思います。
無意識の恐さと自分の愚かさを痛感します。
理論を知っていれば不幸なドラマを繰り返さないようにすることも、
マイナスを書き変える方法もあることがわかります。
子育て中の方やこれから結婚し子どもを生む可能性のある若い方達には、
是非、精神発達論、家族論、夫婦共謀、無意識論は学んで欲しいと願います。
 
                         - インテグレーター養成講座Ⅱ、家族Ⅲ より -
          インテグレーター(精神分析家) 登張豊実
http://lacan-msl.com/ ラカン精神科学研究所のホームページ
http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法
http://archive.mag2.com/0001106260/index.htmlラカン精神科学研究所メールマガジン

« 分析家の独り言 540(シニフィアン;意味はつくられていく) | トップページ | 滋賀インテグレーター養成講座Ⅰ開講日程のお知らせ(平成26年5月24日) »

育児」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 分析家の独り言 541(子どもを通して自分を知る):

« 分析家の独り言 540(シニフィアン;意味はつくられていく) | トップページ | 滋賀インテグレーター養成講座Ⅰ開講日程のお知らせ(平成26年5月24日) »

2019年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

最近のトラックバック

無料ブログはココログ