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2014年7月 8日 (火)

分析家の独り言 561(子どもの存在価値)

78日、インテグレーター養成講座2  家族5 家族療法の技法 )に寄せて- 

家族の中で子どもが何人かいた場合、親からみたランク付け・順位が発生します。

この家族内でのランク付けは、自分の存在価値になります。

そして、私の存在はこの家族にとって人間かペットか物か。

この家族に自分は必要とされているか。

それは自分が家族の一員として登録されているかというこういとになります。

同じ兄弟なのに何か扱いが違う悪いと感じた子どもは、自分のランクが低いと感じ、

もっと悪い場合にはランク外、つまりこの家族に登録されていなと感じます。

自分は家族に受け入れられているか。

どのように、どのくらい受け入れられているか。

それはどれだけ目をかけられ、手をかけられ、適切に世話されたかによります。

ランクが低いほど、関心は薄く手もかけられません。

期待も干渉もされずまなざしもない、それではあまりに悲しいために、

「自分は自由にやらせてもらった」となります。

これは『無関心』を『自由』に書き換えて、自分を守る(防衛する)しかないためです。

病気になったとき、誰が自分のそばに居て看病してくれたか。

迷子になったとき、心配して迎えに来てくれたのは誰か。

授業参観に来てくれたのは誰か。

例えば、兄の授業参観にはいつも母が行っていたが、自分の時はおばあちゃんだったとか、

親戚のおばさんだったということもあります。

こういったことから、自分がどこにランク付けされていたかがわかります。

しかしまた、一番目に居たとして、あたたかく見守られるまなざしではなく、

残念ながら監視の目を向けられると、いたずらや羽目を外すことができずにいい子になります。

二番目三番目は注目度が薄いため、注目して欲しくていたずら・やんちゃになります。

それでも見てもらえないと、目立つこと悪いことすれば見てもらえると思い、

いたずら・やんちゃがエスカレートしていきます。

それがIP(問題行動を起こす子)に変貌し、万引き・非行・犯罪へいってしまいます。

そうなったら、親は子どもを怒ったり責めたり、嘆いたりしますが、

自分達のあたたかいまなざしや平等な対応、適切な世話行動が

なかったことによるとは気づきません。

親は子どもをランク付けし、縦に並べてみるのではなく、

横並びに平等にみることが大事です。

それはまた、親自身が自分の親にどう見られ、ランク付けされたかどうかによります。

                インテグレーター(精神分析家) 登張豊実

http://lacan-msl.com/ ラカン精神科学研究所のホームページ

http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法

http://archive.mag2.com/0001106260/index.html ラカン精神科学研究所メールマガジン

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