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2014年7月13日 (日)

分析家の独り言 563(心的防衛:葛藤と頭痛)

  - インテグレーター養成講座1-1  自己防衛4 防衛と機構 )より  

人は心の中に葛藤を抱えています。

葛藤とは相反する同等な考え・感情が共存している心の状態です。

例えば、○:善と×:悪があったとします。

 と×が拮抗していて、どちらにも決められず答えがでません。

この葛藤を和らげるための理由や理屈を考えます。

そのために自我が駆使する技術を防衛といい、これには12種類あります。

12種類の防衛法をいくつも使うと複雑になります。

すると心的エネルギーは浪費され、楽しみや喜びなどのプラスの方向に使えなくなります。

葛藤を和らげるために、複雑に防衛法を駆使しなければならない人を神経症といいます。

また、防衛が不完全、未熟であるものも神経症になります。

自分を守るための防衛法は大事なものです。

全く防衛が無いとか不完全であれば、簡単に侵入され心は蝕まれてしまいます。

心的外傷者も心を守るセキュリティが、外傷事件のために壊れているために、

簡単に侵入されてしまいます。

その代表的でわかりやすい例が、フラッシュバックです。

自分はもう思い出したくないのに、勝手に外傷時の記憶映像が流れだしたりして、

大変苦しい想いをします。

防衛は最小限で最大の効果を上げる技術を持つことが健康だといえます。

葛藤が激しくなると頭の中が戦場となり、頭痛という症状になります。

心理学では、人の心理が表現される舞台は、言語、身体、行動の三つであるといいます。

葛藤の戦場を身体の場にすると、身体が痛い、痒い、突っ張る、

更には手術台に上がって身体を切り刻むことにもなりかねません。

行動化すると、殴ったり蹴ったりすることになります。

言葉で表出する=語るという行為が一番安全で、その治療法として精神分析があります。

           インテグレーター(精神分析家) 登張豊実

http://lacan-msl.com/ ラカン精神科学研究所のホームページ

http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法

http://archive.mag2.com/0001106260/index.html ラカン精神科学研究所メールマガジン

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