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2014年7月21日 (月)

分析家の独り言 565(超真面目と超不真面目)

『エス』は快と満足を求めて対象に向かうエネルギーです。

『自我』はこのエスの要請に従って手先となり、現実に合わせて動きます。

『超自我』はエスと自我の間で両方を吟味し、現実適応することを目指します。

自我はエス(欲望)の手先で、エスの要請に従って現実にどう欲望を満足するかと考え動きます。


エスのエネルギーを得て自我が動き、欲望を満たし満足すること、


快を得ることは喜びであり、人間が活き活きとします。


しかし超自我(=社会や常識)は、自我とエス(衝動)が友好な関係をむすぶことを妨げます。


超自我(社会)は、立派な人間であれ、道徳的な人間であれと、社会に容認される人間を求めてきます。


そのために、超自我(社会)は精神の健康が保てなくなるほど性欲の放棄と攻撃しないことを要求します。


問題は、「精神の健康が保てなくなるほどに…」ということです。


こうなると、超自我が自我とエスを支配下に置き監視します。


エスは超自我によって完全に抑圧され動けなくなります。


更に、超自我は自我とエスが結びつくことを一切許しません。


これは性欲と攻撃性を抑圧し出さないために、過剰適応する、超真面目人間です。


社会一般は、こういう人を「いい人」といいます。


しかし本当の意味で健康な人とは、エスと超自我が横並びで、


自我はエスから要請されて現実に向けて快と満足を求めて動く。


自我は超自我のいうことも聞き入れて、社会適応も大切なこととして、


話し合い程々のところで妥協する。


また、超自我が全くなければ、エスのやりたい放題となって、


衝動的になり過ぎて(超不真面目)、社会適応できなくなります。


どれくらいエスを取り入れ、どれくらい超自我のいうこともきいて我慢するか。


このバランスをとることが難しいために、超自我100%か0%かのどちらかになってしまいます。


それは超真面目人間か、やりたい放題で社会適応しないかということです。


エス、自我、超自我の三つがバランスよく働くことです。



          ‐インテグレーター養成講座1-1  自己防衛4 防衛と機構 )より - 



インテグレーター(精神分析家) 登張豊実


 

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