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2014年7月25日 (金)

分析家の独り言568(理想を持って前に進む:超自我の機能)

新生児は初め、心地よいものにだけに向かう快感原則で生きています。

胃が空っぽになった不快感で泣きオッパイを飲み、おむつを変えてもらい、

抱っこされ快と満足を得、安心と安全の中で眠りにつきます。

赤ちゃんも成長と共に現実に合わせて、欲求の充足を延期したり

現実に合わせ適応しなければならなくなります。

これを現実原則といい、現実に適応し合わせる自我を現実自我といいます。

この現実自我が後の超自我の原型です。

更に子どもが成長していくと親の禁止に出会い、これが子どもの超自我になります。

子どもであってもしていい事と悪い事があり、それを親が教えます。

ここで問題なのは、親が厳しくし過ぎると子どもは超自我の塊となって、

エス(欲望)を出せなくなります。

それでは欲しいもの、やりたいことがストップされ、楽しみや快が得られません。

反対に子どもに超自我がなければ、欲望を制御するものはなく

やりたい放題で衝動的になり過ぎます。

親自身が程よい超自我を持っていなければ、

子どもにそれを伝え教えることはできません。

超自我はエスを見張り、衝動的になり過ぎて現実適応しなくならないように

監視する役と共に、自我理想を構成する機能があります。

社会・現実に適応しながら、自分の欲望をどうようにして満たすか。

自分が目指す理想像に、どうすればなれるかを思考し実現していく機能です。

ここまでくれば、超自我は単にエスを抑え込む役だけではありません。

多くは、子ども時代のまま親の禁止を超自我として、親の価値観と考えで生きています。

それを今の時代あった、自分なりの価値観に書き換えることです。

私も精神分析に出会い、自分に書き込まれた親の言葉・価値観を吟味し

修正したと思っていましたが、まだまだ残っていることに気づきました。

ひたすら自分を知って、向上心を持って更に前へ、新しい自へ、理想へ向かうこと。

これを我が師は「前へ、前へ」と表現します。

命ある限り、無限の成長と発展を目指していきたいと思います。

  インテグレーター養成講座1-2  自我論3 超自我の発達 )より - 

           インテグレーター(精神分析家) 登張豊実

http://lacan-msl.com/ ラカン精神科学研究所のホームページ

http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法

http://archive.mag2.com/0001106260/index.html ラカン精神科学研究所メールマガジン

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