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2014年8月 8日 (金)

分析家の独り言 573(子育て:愛と憎しみの葛藤を避ける)

母自身がその母との「母娘葛藤」を未解決のまま現在も持っていると、

子どもに対して母性的役割をとることに抵抗があり、育児を疎ましく思います。

「母娘葛藤」とは、母となった人がその自分の母に、

愛と憎しみの葛藤を抱えているということです。

自分の欲求に応えてくれた母に対しては愛情を感じます。

しかし自分を拒否したり否定した母には憎しみを感じます。

この愛と憎しみの葛藤を抱えたまま子どもを育てるので、自分もまた子どもに対して

無意識に、子どもが愛と憎しみを感じる対応をしてしまいます。

子どもの欲求に気持ちよく応えられる時と、応えられない時があります。

また、子どもを食べてしまいたいくらい可愛く思う時と、

殺してしまいたいくらい憎らしく思う時があります。

葛藤があるとうことは、コントロールがきかないので一貫性がなく、

ランダムに気まぐれに起こります。

すると子どもは母の顔色を見て気を使います。

そして、お母さんのかおを覗き込んで

「ねえ、お母さん怒ってる?怒ってない?」と聞きます。

子どもからこの言葉が出たら、要注意です。

一貫性がなく気まぐれに母の機嫌がコロコロと変わると子どもはとても不安になります。

心的エネルギーを使いとても疲れるので、子どもは何か法則性を見つけようとします。

しかし、母の気分次第、出たとこ勝負なので法則などありません。

母親が子どもに振り回されるのが本来なのに、子どもが母に振り回されることになります。

これでは親子逆転で、子どもの心の発達は障害を受けます。

自分の無意識を知ることです。

お母さんが自分を知って気づけば、これらの事態を避けて正常な状態に修正できます。

そうすれば、母と子は良好で健全な関係になり、子どもはすくすくと成長します。

精神分析によってそのための話し合いをします。

 ‐ インテグレーター養成講座1-2 自我論4 母性とは )より -

             インテグレーター(精神分析家) 登張豊実

http://lacan-msl.com/ ラカン精神科学研究所のホームページ

http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法

http://archive.mag2.com/0001106260/index.html ラカン精神科学研究所メールマガジン

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