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2014年8月10日 (日)

分析家の独り言 574(子育てとは)

子どもの要請に従って応えることが母性的対応ですが、

子どもが母に求めた時に求めたように応えるのではなく、

母が子どもに何かしてやりたい時にしてやりたいことをします。

例えばそれは、子どもが「抱っこして」と言った時には「今忙しいから後で」と排除して、

母が抱っこしたい時に抱っこするというようにです。

母親は自分の矛盾したことに気づかず、子どもを可愛がったと思っています。

母自身がその母との葛藤が未解決なので、こうして自分の子どもの養育場面に

この葛藤がそのまま出てしまいます。

それは子ども時代の甘えを持った母でもあるため、

自分が何かをして欲しいという気持ちが強くあります。

すると子どもにお手伝いをさせることになります。

子育てとは、安心と安全のもとに愛情をもった同一人物によって

一貫し持続した世話行動をいいます。

家庭内に争いがなく、経済的不安もなく物心ともに安心でき、

いつも両親の傘のもとに守られているという安心感・安全感のもとで

いつも子どもを見守り適切な世話をし、子どもが愛されていると感じる母によって

それが母の都合やその時の気分によって変わるのではなく恒常的に

しかもある時だけではなく、継続して子どもに関わることが

『子育て』ということです。

残念ながら自分にはどれもなく、まともに子育てされなかったと知ったとき、

自分の生きにくさの原因を理解し、不満、悲しみ、悔しさを感じます。

そんな悲しい自分は見たくないし、認めたくもありません。

目をつぶって見ないことはできますが、無かったことにはなりません。

どんな自分も自分だと受け止めていく限り、充実した人生を送ることは可能です。

欠けたものを知ったなら、今の自分としてどのように埋めていくかを考えて、

得ていくからです。

‐        インテグレーター養成講座1-2 自我論4 母性とは )より  No.2

             インテグレーター(精神分析家) 登張豊実

http://lacan-msl.com/ ラカン精神科学研究所のホームページ

http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法

http://archive.mag2.com/0001106260/index.html ラカン精神科学研究所メールマガジン

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