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2014年9月10日 (水)

分析家の独り言 583(健康な自己愛をつくるオールOK)

 - 9月11日 インテグレーター養成講座1(自己愛論2自己愛人の構造)- によせて

子どもは身近な父や兄弟をモデルにして、「誰々のようになりたい」と思います。

この人達は、自分の知らないことを知っていて、自分を凌駕しています。

このモデルとなる人をそのまま取り入れて模倣し、子どもは自己イメージをつくります。

これを『理想自我』といいます。

例えば、兄がサッカーをしていると、弟である自分もサッカーをするとか、

姉のようになりたいと思った妹は、姉の行った学校、洋服、趣味など

あらゆることを真似します。

自分が何を目指し何をしたいかではなく、姉の後をなぞるだけになります。

これでは理想自我のままただなぞるだけなので、

目についた対象に同一化したがり、世間の流行、皆が持っているものに飛びつきます。

その対象を際限なく変えていくだけです。

理想自我をうまく分化、発展させ、父や兄弟以外の第三者に尊敬を抱けた場合は、

今度は『自我理想』に向かいます。

尊敬するその人自身にはなれないので、自分に最大限可能な目標に書き直します。

ここまでくると超自我が機能します。

もともと超自我はエスト撲滅するだけの機能ではなく、理想自我をうまく分化・

発展する時にも機能します。

かけ離れた理想を追い続け、もの真似するだけでは誇大自己であり、

理想自我に留まります。

現実に社会の中で理想とする自己に向かうには、超自我による現実吟味が必要です。

社会に適応しつつ現実吟味を受け、自我理想が自分の目指す目標になる。

そして、それに向かって努力し生きていけます。

この人はうつにはなりません。

理想自我の中に社会のルール・規範や本人の個性、才能、努力が取り込まれ、

再編成、再組織化されて自我理想になっていきます。

この過程で自分に出来ることと出来ないことがわかり、出来ないことは断念し、

再構成することになります。

また、社会のルールや仕組みにそって、才能をいかし努力した行動が認められ

「よくやったね」と褒められて自己愛になり、更に自我理想へ向かいます。

ただここで社会に適応することと欲望を断念することばかりを褒められると、

子どもは自らすすんで断念するようになっていきます。

社会や親に社会に適応することと欲望を断念することばかかりを褒められると、

断念し我慢することが賞賛を得、自己愛になるメカニズムが出来ていきます。

特に子どもの時代は、親の承認したものが善、親が不承認したものは悪になります。

これは不健康な自己愛を教えていくことになります。

これを健康な自己愛に変えるのが『オールOK』です。

           インテグレーター(精神分析家) 登張豊実

http://lacan-msl.com/ ラカン精神科学研究所のホームページ

http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法

http://archive.mag2.com/0001106260/index.html ラカン精神科学研究所メールマガジン

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