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2014年10月10日 (金)

分析家の独り言 594(交流分析・人生脚本:親から自由になる)

 - インテグレーター養成講座1(交流分析2 人生脚本と親の自我状態)- に寄せて

交流分析という理論の中で、バールズは「人は演技者である」といいます。

自分が考えてああしよう、こうしようというのは、ストーリー・脚本のないドラマです。

しかし、バールズによると人は脚本のないドラマを生きることはない。

あらかじめ与えられた脚本を演じる。

自分が自分の人生、生き方を考える前に、自分の人生のストーリー、セリフ、

結末全てが決まっているといいます。

私が何かをする前に、セリフを与えてくる演出家がいます。

「ああしなさい」、「こうしなさい」、「それはしてはいけません」、「これもいけません」と

何かしようとすると自分より先に生きてきた人(親)がセリフや脚本を用意しています。

それを子どもである私達に押し付け、「この通りにやりなさい」と言ったり見せたりしてきます。

この世に初めて生まれてきた私達は、どう生きていけばいいのか知らないので、

親に渡されたセリフ通りに言うしかありません。

「そんなものは親であるあなた達のセリフだから、私はいらない」と断り捨てられればいいのですが、

まだ人生を歩みだしたばかりの人間は右も左もわからないので、頼らざるをえません。

セリフが一つの物語になっているのが脚本です。

その脚本通り演出、監督のもとに自分の人生を演じていきます。

自分で自由に行動しようとしても、親のメッセージのよってトップがかけられていて、

それに人は皆、がんじがらめになって生きています。

これでは自分の意志、考えで生きているとはいえません。

この脚本にはテーマがあり、タイトルがついているとバールズはいいます。

例えば、大冒険物語、悲劇、武勇伝、茶番、狂言、喜劇などです。

人生ドラマの脚本は、その人の誕生と同時に始まり、親の脚本が子どもに書き込まれていきます。

しかし、親の脚本、言葉に無意識に従って生きているとは気づかず、

全部自分で作ったストーリーだと思い込んでいます。

この親に言われ続け、書き込まれ続けた言葉を分析で思い出しては消す作業をしていきます。

そうして消すたびにその人の自由な自我が出てきて、主体性が生まれます。

これが自我、主体の復活・復権です。

こうなると人は自分の意志と考えで自由に動けます。

自分の考え、自分の価値観、自分の判断で生きるとこは大変なことです。

親から渡された脚本を消して全部捨てることを、分析では親殺しといいます。

親のメッセージ、脚本を全て消せば自分の中の親は死に、これで自由になります。

そうすれば自分の個性、良さが発揮されて、自分らしい自分の人生を生きることになります。

           インテグレーター(精神分析家) 登張豊実

http://lacan-msl.com/ ラカン精神科学研究所のホームページ

http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法

http://archive.mag2.com/0001106260/index.html ラカン精神科学研究所メールマガジン

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